黒
ごめんなさい
暗いです。
黒く 黒く 黒く
一筋の光も差し込む余裕すらなく
誰の手も差し伸べられないほど深く
そこには闇と自分だけがある
黒く 黒く 黒く
閉じた瞼が二度と開かないような
意識がうっすらと少しずつ
でも確実に削られていくような感覚
黒く 黒く 黒く
夜の海に身を投げるような
夜空に飛び立てる気がして
窓から身体を放り出すような衝動
黒く 黒く 黒く
あぁ そうか
腐っているんだ
世界も 自分も
なら仕方ない
終わりにしよう
何もかも終わりに
黒く 黒く 黒く
黒く 黒く 黒く