第2話
やったー。
今日もつまらない学校が終わったー。
やっと楽しい楽しい放課後だ。
自由って素晴らしい。
「ちょっとアークム君」
「私達話があるんだけど」
「もちろん時間あるわよね」
出たな三人娘。
今日は一体なんのようだ?
「どうしたの?
リリーナなら今日誰かと会う約束があるって先に帰ったよ。
じゃあまた明日」
僕は最高のスマイルを三人娘にプレゼントして退散――
「知ってるわ」
「その事で話あるの」
「ちょっと座りなさい」
出来ませんでした。
僕は席に座らせられて、僕の机を囲むように三人娘が座る。
三人共何やら怒っているみたい。
「アークム君。
リリーナちゃんは今日一日機嫌が悪かった」
「と言うか悲しんでました」
「その事には気付いてました?」
まるで名探偵が犯人を追い詰める様な雰囲気だ。
「そうだったね」
「なるほどなるほど」
「気付いていて、尚その態度ですか」
「その原因がアークム君だと自覚はしていないのですね」
三人が同時に僕を睨み付ける。
その眼光の鋭いこと。
「僕が原因?」
「そうだよ」
「心当たりないの?」
「良く考えてみたら?」
「うーん……」
僕に原因があるとしたら……
あれしかないな。
「わかった」
「本当に!」
「やるじゃない!」
「さあ言ってみて!」
「朝ごはんが美味しくなくて口に合わなかったんだ」
「「「ちがーう!!!」」」
三人にハモって否定された。
更に三人にポカポカ殴られる。
「この唐変木!」
「なんでそうなるのよ!」
「逆にアークム君のご飯は美味しいって惚気てたわよ!」
「えー。
他に思い当たる事無いよー」
三人娘は仕切り直したように座ってから僕を再び睨む。
「リリーナちゃんは今日人と会う約束をしています」
「それも男だそうです」
「さて、アークム君は誰と会うか知っていますか?」
「知らないよ」
「なんで聞かないのよ!」
「他の男と会うって言ってるのよ!」
「ちょっとは危機感持ちなさいよ!」
「リリーナが誰と会ってもいいじゃないか」
三人娘は頭を抱えて唸り始める。
「これが惚れられた者の強みか〜」
「見方によっては束縛しない理想の彼氏なのかもしれないけどさ〜」
「流石に無関心過ぎるって〜」
「やっぱりリリーナちゃんから好き好きオーラが出過ぎてるんだよ」
「誕プレのダウンを嬉しそうに毎日着て来るぐらいだもんね」
「やっぱりなにかいい作戦を考えなくては」
「「「アークム君!覚悟しとけよ!!」」」
三人娘は捨て台詞と共に消えて行った。
なんかようわからんが、三人娘はリリーナの事で真剣に悩んでるみたい。
なんて友達想いのいい子達なんだろう。
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