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自由落下

作者: もくめ

まとまらない思考に腹が立つ。


漂流したペットボトルのようにバラバラに浮かぶ思考を統一しようとするけれど、磁石のように反発して一向に一つになる気配はない。


生きているという実感が、肉感が、接地感がどこかの時点で失われてしまった。時がたつにつれ夢と現実の境目が曖昧になっている気がする。


奥歯の擦り減るような苦痛に満ちた日々からの解放。それがもたらしたのはこれまでの人生への内省と価値基準の崩壊だと感じる。


これまでの人生の土台が音を立てて崩れ落ちた後に残るものは目標を失った空っぽの人間だった。


僕は底なしの暗闇に落ち続けている。


底は一向に見えてくる気がしない。

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