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もしかして悪役令嬢 ~たぶん悪役令嬢なので、それっぽいフラグを折っておきます~  作者: もののめ明
アリッサ5才

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初めて花冠を作っちゃいました

「うわぁ、ステキな花かんむりですね」

 部屋に戻ったら、メアリーが目を見張って誉めてくれた。

「うん、キレイでしょ?すっごくたくさん、花が咲いてて感動しちゃった」

 花冠なんて作ったことはなかったけど、アルが上手に作ってプレゼントしてくれた。ついでに作り方を教えてくれたので、私も作ってアルにプレゼントだ。

 はあ。それにしても、まるでファンタジーな世界へ迷いこんだみたいに美しい花畑だった……。夢みたいだわ~。

 それとこの花冠……枯れちゃうのがもったいない。

 前世のプリザーブドフラワーみたいなこと、出来たらいいのに。ずっと取っておきたい。

 メアリーは優しい手付きで花冠を持ち上げ、テーブルの上に置いて首を傾げた。

「色は褪せちゃいますけど、風の当たる日陰に干しておいたら、ドライフラワーになって飾れるんですが……そういうのって、公爵家のお嬢様にはくだらないですか?」

「えっ、ドライフラワーにできるの?じゃ、やる!ありがとう、メアリー!!」

 私の考えが分かったのだろうか?

 メアリーの素晴らしい提案に大きく頷いたら、彼女も嬉しそうに笑ってくれた。

 はっ。そうだ。

 メアリーには他にも言わなくちゃならないことがある。

「ところでメアリー。あの、ゴメンね?こんな遠いところまで馬で来させて」

 花畑からの帰り道、アルは大きく揺れないようスウェインをゆっくり歩かせてくれた。なので、行きほどお尻は痛まなかったけど……メアリーは、3日も馬に乗ってきたのだ。きっと今、お尻が痛いはず。

 するとメアリーはきょとんとした顔になった。

「王都では、お屋敷しか知りませんので、道中が楽しかったですよ!いい経験になりました。ありがとうございます」

「え?いや、馬に乗るのって大変でしょう?ていうか、メアリーは馬に乗れたの?」

「公爵家で働きだしたら、馬にも乗れなきゃダメだって言われまして」

 ……侍女が乗馬必須?私は乗っちゃダメって言われたのに?

 お父さまの侍女必須技術の基準がよく分からない。

「今はあたし、わりと乗馬の腕はいいと思いますよ!いざとなれば、お嬢様を乗せて岩場だって駆け抜けます」

 いや、それは遠慮したい。

 ───にしても悔しい。私だってカッコ良く馬を走らせたかったのに……メアリーは馬で旅が出来るほど乗れるようになって、一方の私はお尻を庇うしか出来ないなんて。

 前世の映画では、俳優さんが軽々走らせているから、簡単に見えたんだけどなぁ。魔法より難しそうだよ、乗馬……。

 ぶつぶつ呟いていたら、メアリーがドレスを持ってきた。

「さ、乗馬服は脱いで、イブニングドレスに着替えましょう。もう時間がないですよ」

「はーい」

 そうだ。明日、アルに詳しく乗馬のコツを教えてもらおう。

誤字報告、ありがとうございます。

本当にもう、お手数をお掛けします。

なお、「…と言う」という表現の部分を「…とゆー」という書き方をしている箇所については、口語のくだけた口調を表現しているつもりでして、変更無しにしています。

たまに地の文でも、アリッサの心情なので「てゆーか」や「…とゆー」みたいな書き方をする場合があると思います。その辺り、ゆる~く読んでいただけると幸いです。


他の方の作品を読みだすと、自分の小説を書くのがストップしてしまい……最近、お尻に火がついて大変です。長編に手を出すのでは無かった……!

あ~う~、色々読みたい~。でも、書くのも書きたい~。読みながら書けたらいいのに~。

……誤字が増えたら、申し訳ありません。

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