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もしかして悪役令嬢 ~たぶん悪役令嬢なので、それっぽいフラグを折っておきます~  作者: もののめ明
アリッサ5才

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いらないことを思い出しちゃったよ…

 緊張の多かった前回と違い、楽しい時間を過ごし、ほこほこになった身体でさあ寝ようとベッドに入ったときだった。

 ……思い出しちゃった。

 王城の怖い話。

 ぎゃーーー、なんで思い出したの私!!

 すでに部屋の明かりは侍女が最小限にしている。おかげでほぼ闇に沈む部屋。

 なのに、それまで気付かなかった片隅の鏡の存在に、ふと意識が向いてしまった。

(大丈夫!布団を頭からかぶってしまえば!)

 大体、お城には侍女や従僕や兵士がいっぱいいるのだ。王さまに王妃さま、王子だっている。怖いことなんか全然無い───

 カタッ。

 窓が鳴った。

(風。今のは、風)

 言い聞かせながら、そろりそろりとソファのクッションを集め、5個くらいある枕とともにベッドの自分の周囲に壁を作る。

 うう、頼りない。

 他に何かないかしら。ああ、でもその前に、鏡もなんとかしないと。

 怖じ気付く足を励ましながら、フットスローを外し、椅子を引っ張って鏡のそばまで行く。

 なるべく鏡を見ないように、椅子に上って鏡にフットスローを掛ける。ちょっと布面積が小さいよ~、ふえーん。

 そのとき、扉からコンコンと音がした。

「?!」

 驚きのあまり、椅子から転げ落ちそうになる。

「アリッサ嬢?」

 ガタガタと音がしたからだろう、扉が開き、王子の心配そうな声が聞こえた。

「こんな時間に女性の部屋を訪れるべきではないと思ったのですが、少し気になって……て、大丈夫?!」

 椅子から落ちそうになりながらフットスローに絡まっている私を見て、王子は大仰天。慌てて助けてに来てくれた。

前後の関係から、文字数がかなり少なめになってしまいました……。

代わりに(?)に夕方更新分はボリュームたっぷりです。

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