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もしかして悪役令嬢 ~たぶん悪役令嬢なので、それっぽいフラグを折っておきます~  作者: もののめ明
アリッサ5才

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5才児のはずなのに……

 このところ、ものすごく忙しい。

 ゲーム販売に向けての用意や、春華祭の準備。その合間にちゃんと家庭教師と勉強もするし、護身術だって習っているのだから。分刻みスケジュールは、どう考えても5才の生活じゃないと思う。

 そもそも、勉強内容も高度だ。前世の知識のおかげで、5才にして足し算引き算は勿論、掛け算割り算だって軽々解ける。おかげで教師が「お嬢様は国宝級頭脳の持ち主です!」と大感激でガンガン難しいのを持ってくるのである。あれは完全に失敗だった。もっと解らないフリをしておくんだったと悔やんでも後の祭り。

 ただ、この勢いで進めば、2年くらいで基礎学習は終了するのではないかと思う。学者になるわけでもない貴族の娘に、そこまで高難度の学術的知識は必要ないからだ。

 てゆーか、高校では平凡な成績だったけど、この世界には無い科学的知識なんかも持ってるからね~。上手くやれば、天才の名はほしいままに出来るんじゃないかな。

 ……学校で習った上っ面の知識しかないから、やらないけどさ。

 あ、脇道に逸れちゃった。

 ま、そんなワケで私はバタバタな日々を送っていた。

 なお、その中にはライアン兄さまの誕生会も含まれる。貴族は5才と10才の誕生日は来賓を招いて盛大に祝うらしく、ライアン兄さまの誕生会は私のときより多い人数が祝いに押し寄せて、とにかく凄かった。しばらく山奥に籠って人払いしたいと思うほどに……。


 ───さて、今日は王都のカールトン商会である。

 今日を最後にしばらく王都には来れないので、店長のブルーノが神経質に様々な事項を確認している。

 新作ゲームを売り出すのに、開発者の私がいないという事態が不安らしい。

「従業員も全員、ゲームは十回以上やったので、大丈夫だと思うのですが……」

「不備や不具合は、ご意見カードをかいてもらえばいいよ。そもそもゲームでそんな目くじら立てる人はいないでしょ」

「ご意見カードという取り組み自体も初めてですから、どのような問題が発生するか予測もつかず……」

「あんまり難しくかんがえないでいいよー。面倒なこと言ってくる人がいたら、後日、私が説明するって言ってくれていいし」

「わたくしはこの店の店長です!お嬢様に責任を回す訳には参りません!」

 うーん、店長の鑑だな、ブルーノ。妙なクレームは幼女対応で乗り切るから問題ないと思うんだけど。とりあえず、ゲーム販売が軌道に乗ったら、ブルーノは昇給だね。

……何も考えずに書き進めていたのですが、年表を作らないとヤバそうな事態になってきました。

王子は1コ年上!と決めていたのですが、他は適当~に年齢設定したので、ライアン兄さまの年齢がもしかするとオカシイかも??

そして、ライアン兄さまがオカシイとなると、アナベル姉さまも影響を受ける――。

長い年数にわたる話を書く場合、適当ってダメですね(今頃、遅い?)……!


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