表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もしかして悪役令嬢 ~たぶん悪役令嬢なので、それっぽいフラグを折っておきます~  作者: もののめ明
アルフレッド視点2

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

205/369

リバーシは、まだまだ特訓が必要だ

 水龍家の双子が到着した。

 到着早々、珍しくもウキウキした様子のエリオットから「リバーシをしましょう」という提案が出る。その手には、しっかりとリバーシが握られている。

 リバーシ。

 アリッサに完敗してから、ウィリアムとブランドン相手に僕もかなり練習をした。

 ぜひ、アリッサと再戦したい!

 ……しかし、アリッサもクローディア嬢もリバーシにはさほど興味がないようである。明らかに困惑した顔をし、アリッサはリックを押し出した。

「……リバーシは、リックがすっごく強いので。リックに!」

 えええ?アリッサがゲーム開発者なのに?

 それとも、開発するためにリバーシをやりすぎて飽きたのだろうか?僕はアリッサに一度は勝ちたかったんだけどなぁ。

 まあでも、エリオットとやるのも面白いかも知れない。

 ウィリアムがちょっと強すぎるので、僕の実力がどれくらいか、見極めたい。


 アリッサの兄君、ライアン殿も参加してくれた。

 ウィリアムもウズウズしているので、輪に誘う。

 白熱しているうちに、気が付けば火龍公爵まで加わっていた。

 それにしても……明らかに火龍公爵は強い。1回だけ、ウィリアムが勝った以外は圧勝だ。

 一応、僕もいいところまでいったものの、あと一歩、足りなかった。悔しい。

 ちなみにエリオットとは、五分五分といったところか。

 うーん、僕もまだまだの腕だな……。

 

 ちなみにアリッサたちは、別室で女子会をしていたらしい。

 午後中、ずっとお喋りに興じていたようだ。母上とコーデリア様が2人で延々と話せるのが不思議だったが、やはり女子は長時間のお喋りが楽しいものなのだろうか。

 アリッサは僕といるとき、そんなに話しまくる感じじゃない。僕といても、話が盛り上がらなくて退屈だと思っていたら……ショックだなぁ。

 ───ディナーの席では、火龍家が勢揃いして(コーデリア様は王城なのでいないが)、非常に賑やかになった。

 そしてリバーシの勝敗の話から、何故か王城でリバーシ大会を開いてみては?という話題になる。

 エリオットが食い付いた。

 あまり感情を表に出さないエリオットがこんなに熱くなるなんて、ちょっと意外な気分である。

 火龍公爵もリバーシ大会には乗り気のようで、これは……もしかすると王国挙げての催しになるだろうか?

 アリッサが「賭けをしてみては?」なんてことも言い出したので、本当に開催したら大変な騒ぎになるかも知れない。でも、アイディアとしては非常に面白いと思う。収益金は教会へ寄附するというのも、素敵だ。

 …………とりあえず、帰ったらまたウィリアムと特訓しよう。打倒、火龍公爵!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ