お祖父さまに稽古をつけてもらう
ちょっと短めになってしまいました。
その分、明日も更新できたらいいなー…と思っています。まだ、未定……。
ところで5月14日の日曜日から、急にPV数が上がっています。更新日でもないのに何故???
気付けば100万PVも越えておりまして。
いやぁ、たくさんの方に読んでいただいてるんですね!ありがとうございます。感謝、感謝です。
この話、一応、ちゃんと大まかな粗筋は立てていますが、ゴールはまだまだ先です。末永くお付き合いいただけましたら、光栄です。
ちょこっと出てきた人が後で絡んでくる場合もありますので、大ポカしないよう、気を付けて話を進めていきます。(年齢とか、見た目とか、人数が増えると分からなくなるんですよね~…)
「打ち込みの筋が良くなってきたっすね、お嬢様」
今日はリックとテッドに混じって、ガイに剣術を教えてもらっている。1週間に1回くらいしか混じらせてもらえないので、遊びみたいなもんじゃない?って気もするんだけどね。
しばらくガイに打ち込んでいたら、お祖父さまがやって来た。
「お?今日はアリッサもいるのか。ちょっと儂とやってみるか?」
「え!いいんですか、お祖父さま!」
やってみた~い。
お祖父さまはすぐに訓練小屋から槍を持ってきた。もちろん、刃を潰した槍だ。
でも……うわぁ、すごい、剣とは間合いが違うからめっちゃ怖い!
「お嬢様は小さいので、それを有利に使ってください」
ガイがあれこれアドバイスをくれる。
それに従って数合打ち合って、すぐにコロンと転がされた。
「うむ、いい動きをするな。だが、まだまだだ。槍が怖くてへっぴり腰になっとるぞ。敵を前にしたら、どんなときであろうと、虚勢で構わん、しゃんとせい!」
「はい!」
「いや、閣下。お嬢様は変に怖いもの知らずなんで、妙に度胸をつけさせんのは止めてください。おとなしく守られずに敵へ突っ込んでくかもしれません。護衛が大変になるっす」
「む?」
ガイの苦言にリックとテッドが横で激しく頷く。
……え~、敵に突っ込まないよー、そこまで無謀じゃないってば。
その後、お祖父さまはリックとテッドも相手にした。
2人掛りでもお祖父さまには全く歯が立たない。お祖父さま、強いなあ。
終わってからは、そのまま外でお茶だ。
「お祖父さま、強いですね!」
「そうだろう。まだ現役の騎士団のヤツらともやりあえるぞ」
「あ、そういえば、リーバルの統領バートと一騎打ちしたって本当ですか?」
これ、気になってたけどバート本人に聞くヒマがなかったので、お祖父さまに聞いてみたかったのだ。
「おお、そうか、バートと会ったんだったな。あやつ、元気だったか?」
「はい。いっぱい、街を案内してもらいました。次に行くときは、ぜひ、バートの船で海に出てみたいんですけど……」
「それはいい体験になるのう。バートと一緒なら安心だしな。儂も久々に行くか……」
ふっふっふ。策を弄するでもなく、お祖父さまの許可ゲット~!いえ~い。
しかもお祖父さまが一緒なら、お父さまも文句は言えまい。これは早急に次の計画を立てなければ。
そうそう、それと本題。
「それで、お祖父さまとバートの話を聞きたいんですけど……」
「よしよし、儂の武勇伝を聞かせてやろう」
お祖父さま、白髪金瞳です。でも、昔はアリッサと同じ赤い髪です。
名前の方は、ちらっと出てきたと思うんですがオーガストという名です。
じーちゃんですけど、火龍公爵家は結婚して子宝に恵まれるのが早いので、まだ60になってませーん。細かい計算をしてないので、大体ですが……50代半ばか後半くらい??