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もしかして悪役令嬢 ~たぶん悪役令嬢なので、それっぽいフラグを折っておきます~  作者: もののめ明
アリッサ6才

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新店舗は異国風に

本日の更新、遅れました、ごめんなさい!

昨日から2作、新しい話(しかも連載)をUPするという無謀なことをしています。

お時間があれば、ちらっとそちらも覗いてください~。

 楽しいパジャマパーティーは終わり、私は再びカールトン領へ。

 アナベル姉さまとライアン兄さま、お祖父さまとお祖母さまの5人になり、ちょっと寂しい。

 でも、商会新店舗の件で本格的に動き始めているので、ぼんやりする暇はない。

 今日はマシューが来てくれるしね。だから集中しなければならないんだけど。

「は~……あんまりアルやエリオットとはしゃべれなかったなー」

 ディとは結構しゃべったわりに、アルやエリオットとは会話が少なかった気がする。アルはよく会うからいいとして、エリオットだって久々に会ったのに……なんか勿体ない。

 ボヤいたら、アナベル姉さまに笑われた。

「だってお祖父さまやライアン兄様が邪魔してたもの」

「え?!邪魔???」

「ライアン兄様は、アリッサが婚約はまだイヤって言ってたのを気にして、殿下やエリオット様がアリッサに近付き過ぎないようにしてたと思う。お祖父さまは、アリッサはエリオット様と婚約するつもりでは……と思ってるから、殿下の牽制ね」

 気付かなかった……。

「そもそもエリオット様が悪いんじゃない?リバーシなんて持ってくるから」

 ああ……うん、それはそうかも。あんなに男性陣が盛り上がるとは思わなかったもんなぁ。

 キラキラした瞳でリバーシを持ってきたエリオットを思い出す。

 私はさっさと逃げちゃって悪かったかしら?でも……人生ゲームなら気軽に遊べるけど、リバーシは頭を使うんだも~ん。


 マシューとアナベル姉さまで新店舗の内装会議を始める。

 お父さまと相談の上、アナベル姉さまも加わってもらうことになっていた。お父さまも姉さまの舌を認めているらしい。喫茶メニュー責任者は、アナベル姉さまだ。

「届いたタイルの見本を持ってきました。どう配置されますか?」

 マシューが持ってきたのは、東のサールカーン国のタイル。色とりどり、美しい。

「すっごーい、こんなにカラフルで種類もたくさんあるの?これ……使いにくくない?」

「そう?壁一面に貼るんだけど」

「えええっ、すっごい落ち着きない内装になるじゃない」

「だいじょーぶ、だいじょーぶ!」

 サールカーン国は、前世的にはトルコみたいな国のようだ。タイルなどの装飾が素敵な国らしい(もちろん、私は行ったことはない)。

 お父さまから任されたとき、新店舗は絶対に異国風な内装だ!とヒラめいていた。

 で、最初は和風か中華風かな?と思ったんだけど……それっぽい国とは交流がない。そこで次案として、サールカーン国風になった。つまり、トルコ風。それともアラビア風って言うのかしらん。

 ま、うちは外国からの輸入品を取り扱うんだから、異国風な店にした方がインパクトあっていいよね。

 ランプや壺なども取り寄せてもらった。テーブルや絨毯、クッションも。

 複雑で美しい模様が彫られた木の扉もね。

 出来たら、店員もサールカーン風衣装を着せたかったけど……いきなりそこまで攻めるのはやり過ぎとお父さまに反対された。

 ちぇっ。

 そうそう。あとは音楽も流してみたいんだよね~。

 サールカーンから奏者を招くか、魔道具で蓄音器みたいなものがないか探してみようかしらん。

 

 ちなみに、いくつかの内装品は船便では間に合わないと空輸(ドラゴン便だって!)になった。

 空輸って、5~10倍の輸送費になるんだって。

 ひえええ……お父さま、確かにアイディアは私が出したんだけど。私、会社経営の経験ないんだからね。初期費用を使いすぎて、本当に大丈夫???

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