登場人物紹介5
山下睦月(29)
158cm48kg、胸は普通。
髪は茶色がかったショートボブ。眼鏡をかけている。メイクは薄く地味目の印象だが、刺さる人には刺さるタイプのルックス。
C市市役所市民課主任。元々は大手商社の総合職というキャリアルートだったが、何らかの理由で退職。現在はC市に住んでいる。
智宏とは小学生時代からの幼馴染みで腐れ縁。互いに成績が良好であり、かつプライドも高かったためか、ライバルとして時には衝突もして育った。ただ、決して嫌い合っていたわけではなく、むしろ互いに意識し合っていたようだ。
高校3年に交際を開始、大学3年になるまで付き合う。就職活動によるすれ違いが表向きの理由だが、人を頼ろうとしない智宏の性格も大いに影響したようだ。それ以来、極力接触を断っていたが……?
副市長の片桐は元上司。ただ、その本当の関係は現状では不明である。早稲田大学政経卒で、英語には堪能。未婚・独身。
趣味は観葉植物の栽培。料理は苦手だったが、現在勉強中。
片桐誠一(50)
167cm61kg
白髪で眼鏡をかけている。髪の長さは普通程度。いつも温和そうな笑みを浮かべており、人当たりはよい。
C市副市長。市職員からの叩き上げであり、人望は厚い。観光振興に熱心であり、数々の手をこれまでも打ってきた。「観光資源があるのに活用できていない」と智宏は主張するが、実のところこの数年で大幅にてこ入れはされており、一定の成果は出つつあった。現状の苦境の背景にはコロナ禍だけでなく、もう一つ「ある理由」があるようだが……。西部鉄道の「ファンタジーランド(仮)計画」にも一枚噛んでいるもよう。
性格は見た目温和で気弱だが、実は結構なタフネゴシエーターであり、時には手段を選ばない。地元の土建屋も味方に付けており、C市の中ではかなりの権力者である。
既婚かは不明。左手薬指には結婚指輪らしきものはある。埼玉大学経済学部出身。
趣味は山登り。ただし近隣の山をハイキングする程度。脚力は年齢にしてはなかなかのもの。




