登場人物紹介19
ギルファス・アルフィード(?)
186cm79kg、短い黒髪でやや垂れ目。常に余裕のある微笑を浮かべている。外見年齢は40代の中年だが、実年齢はおそらく数百歳。
魔術国家オルディアの実質的トップ。6年前までは彼の父親である神族が統治していたが、彼の死後は「暫定的に」アルフィードが治めている。
拡大政策を取るモリファス帝国と表向きは友好関係を維持しつつ、一方で強力な軍隊でもある魔術学院の存在を抑止力として独立性を維持している。政治家としては有能な部類。
一方で新たな魔法の開発に余念がなく、マッドサイエンティスト的な側面もあるようだ。オルディアにある古代遺跡についての発掘・研究も行っている。
純粋な神族ではなく、人間とのハーフ。これは彼の父親が「純粋な神族はもはや不要」という考えのもとで敢えてそうしたとのこと。詳細は不明だが、アルフィードも同じ考えを持っているようだ。ただ、6年前の「大喪失」に彼が絡んでいるかは不明。
ノアの母親であるランカとは友人関係。神族の血が濃い者であること、実質的ナンバー2の地位に長年いたこと、共にシムル屈指の魔法使いであることなど共通項は多い。かつては浅からぬ仲であったこともあるようだが、結局2人とも別の伴侶を選んでいる。
現在は独身。長寿のため、何度も結婚と死別を繰り返しており、子孫はかなり多い。魔術学院院長のミルザもその一人。ただしメリアは正式な娘ではなく、ある意図によって「生み出された存在」である。このため、親子仲は元々あまり良くはない。
趣味は魔法研究。100年以上前に日本に転移してきたこともあるようだ。その時何をしたのかは不明だが、「取るに足らない」とその際は軽く切り上げている。
カシュガル・マルディグ(公称39)
180cm65kg、痩せ気味の男で、髪は白髪交じりの黒髪。口髭を生やしている。実年齢より老けて見られることが多い。
第三次人魔戦争の英雄の一人で、勇者セリスの右腕。魔法使いではあるがどちらかと言えば軍師に近く、前線に立って自ら切り込むこともあったようだ。
現在は帝国特殊部隊「ペルジュード」の隊長を務める。いわば諜報部隊・公安部隊のトップだが、自ら任務を行うことも少なくない。「現場が好きなんや」とは本人の談。
帝国の汚れ仕事担当であり、帝国の為なら喜んで泥を被る。また目的の為なら手段を選ばない男でもあり、人間の生命力を魔力的爆発に繋げる「人間爆弾」で人魔戦争では万単位の殺戮を行ったこともある。冷酷な男ではあるようだが、その真意は謎。
素性もよく分からないところがあり、セリスに忠誠を誓っていることぐらいしか知られていない。実際、人魔戦争後は表舞台からは姿を消している。
魔剣「スレイヤー」の使い手であり、剣の力量は相当なもの。魔剣を手にした経緯もまた不明と、謎多き男である。
家族構成、趣味などは現状不明。ただし、美食家ではあるという。




