登場人物紹介2
リシュリュイエ・ゴイル(176)
168cm53kg
青みがかった肌に白と青の混じった髪。前髪は額を出すようにして後髪は襟足まで伸びている。糸目気味で無表情に見えることが大半。
「ドゥナダン」と呼ばれる半不死の一族。神族の眷属とされており、寿命は極めて長い。ドゥナダンの中ではこれでも最年少の部類。なお冷血生物であり、生殖能力はほぼない。後天的にドゥナダンとなることが圧倒的に多く、彼もその1人と思われる。
先々代の「御柱」存命時から使える譜代の忠臣。イルシアの実務は彼が一手に担っていると言って過言ではない。冷静沈着であり、感情をほとんど表には出さないが温厚な人物。人望は極めて厚く、他国も一目を置く。
イルシアに来たのは150年ほど前と言われており、迫害された彼を先々代が受け入れたとされる。もっとも、真実を知る者は既にこの世になく、かなり近い事実を知るのも先々代の娘であるランカ・アルシエルのみである。
趣味は読書と「アジカ」というチェスに似たゲーム。冷血生物だからか、日なたぼっこを好む。
ガラルド・ヒッツカル(31)
194cm106kg
赤い長髪に褐色の肌をした偉丈夫。肌には入れ墨のようなものがあるが、これは魔術的なものであるらしい。額には短い角上の突起がある。筋肉隆々としており、牙もある。世間一般で言う「鬼」のイメージに近い。
魔族でありゾルマ魔侯国の出身。ただ子供の頃に何らかの理由でイルシアに移住してきた。このため、ノアとは幼馴染みに近い関係である。アムルとの付き合いも相応に長いが、関係はかなり険悪。半面、幼い頃の教師役でもあったシェイダには頭が上がらない。
イルシア国の近衛騎士団団長であり、単純な武力だけで言えば最強。シムルでも相当上位の実力者で、見かけによらず魔法もそこそこ使える。肉体増強魔法や攻撃魔法の一部はかなりの腕前。
半面粗暴で短気、すぐに腕力に訴えかける傾向がある。これを抑えたりなだめたりするのがノアやシェイダの役割であった。ノアは苦手としているが……??
趣味は日々の鍛錬、模擬戦闘。強者との純粋な力比べの場を求めている。




