登場人物紹介17
ラピノ(13)
人間形態時で140cm35kg、胸はほぼない。
猫形態時は少し小柄な白猫。人化術を使うと小学生高学年~中学生ぐらいの見た目の小柄な少女になる。人間形態時は銀髪のショートカットで少しつり目。なお、猫耳が付いている。
ノアの使い魔であり、魔術学院入学時からの付き合い。魂の一部がリンクしており、ノアが望む時に五感を共有できる。ノアがラピノを操作することも可能。
猫ではあるが知性はかなり高い。もっとも、食事の好みなど猫としての本能は残っている。なお、ノアが死ぬなどの理由により魔力供給が途絶えると、普通の猫に戻ってしまう。寿命はノアとリンクしている限りにおいては同じだけ生きる。
日本に来た当初はマナの薄さからほぼ普通の猫同様の行動しかできなかったが、身体が慣れてきたことによりシムルにいた時と同様に言葉が喋れるようになった。市村の血を摂取し、ノアが「ソルマリエ」を飲んだことで人化術も元の通り使えるようになっている。
なお、「猫の姿の方が動きやすい」という理由であまり人の姿にはなりたがらない。人の姿になっても服は着たがらないと、ベースはあくまで猫である。なお、発情期は今のところない、らしい。
快活で陽気、そして猫らしく気まぐれな性格。ただノアには非常に従順である。語尾に「ニャ」が付くのは一種の訛りのようなものであるようだ。
趣味は運動で野山を駆けるのが好き。ネズミやウサギを狩るのも好きだが、ノアがいい顔をしないのでこっそりと獲物は隠している。
片桐百合子(16)
156cm48kg、胸は普通。
黒髪のロングヘアで眼鏡をかけている。地味な印象を与えるが、そもそもあまり着飾ることに興味がないようだ。
片桐副市長の一人娘。10年前に母親が交通事故で植物状態になってから、片桐の手によって育て上げられた。父親との関係はさほど悪くはないが、母親の介護もあってストレスはかなり溜め込んでいたようだ。
睦月に対しては当初かなり敵対的であったようだ。特に交際が発覚した時には一度リストカットによる自殺未遂を起こしている。片桐が百合子の自殺未遂の際に駆けつけるのが早かったのは、この時の経験が大きい。介護に対して全面的に協力する睦月の姿に、ようやく心を許し始めていただけに、「あるふれっど」の暴露はかなりの衝撃であったらしい。
性格は生真面目。学業的にも優秀であり、公立では上位のC高校でもトップレベル。将来は介護職を目指しているとのこと。
介護や家事に明け暮れているため、趣味はほぼない。敢えて言えば刺繍には興味があるようだ。
なお、本作での再登場は終盤にもう一度予定している。本格的な活躍は第2部の予定。




