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里親のセンダイムシクイ

作者: 原一文

センダイムシクイはとても小さいな体を持っています。

鳴き声がとてもきれいです。

いつも「鶴千代君つるちよぎみ」と歌っています。

植物の根元に枯れ葉などを集めた球状の巣を作り、

毎年5月頃、4〜6個の卵を産む。


同じ森にツツドリが居て、森のドラマーです。毎日コンサートに

出て、ドマムの演奏を夢中でしていました。

卵を産んだ時、ちょうどコンサートの最中でした。

そして、ツツドリはこっそり自分の卵をセンダイムシクイの巣に産んで、

センダイムシクイを孵化してくれるとお思っています。


センダイムシクイは一所懸命に抱卵して、雛が孵化してから、餌を探してやりました。

ツツドリの雛は成長が早く、すぐセンダイムシクイの親よりおおきくなりました。それしても、センダイムシクイはもくもくと餌をやっていました。


燕はその様子を見て、センダイムシクイに声をかけました。

「あの雛は明らかあなたの子じゃない、無視した方がいいです。」

センダイムシクイは

「卵を見た時に分かりました。でも私が面倒を見ないと、あの雛はかわいそうだから、黙っで育てました。立派な鳥になれば、それでいいです。」


ツツドリの雛が大きくなりました。有名なドラムの演奏家になりました。


日本各地の森に近づくと、森の中から「ドン、ドン」とドラムの音が聞こえます。

あれはツツドリが里親のセンダイムシクイに対しての感謝の演奏です。


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