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~ 平凡 関羽 ~  作者: つくば太郎
第四章
47/84

平凡に解せぬ

其の46






奴隷商に促されるままに俺達は店の奥へと進んだ。

別の入口から鎖に繋がれたさっきのドアーロが連れて来られて俺達の前で立たされたところで


『では、これより主従の儀式を執り行います』


そう奴隷商から言われたが、まだ俺には意味が分からずキョロキョロしていると別の店員が部屋の中に色々な道具を運んで来る。


『この皿に血を頂きます』


奴隷商はそう言って皿と短剣を笑顔で俺に向けて差し出すのだが、血???

昔テレビで見た生け贄の儀式的みたいなヤツか?

少し警戒していると後ろで成り行きを見守っていたコウソンタン将軍が


『ミキオ殿。その皿に血を数的垂らせば良いのですよ』


と教えてくれた。

血判みたいなヤツか?

とりあえず親指の先に短剣を当てて血を皿の上に絞り出すと


『ありがとうございました』


と奴隷商は笑顔で応え道具を回収し


『では坊っちゃんのお名前をお聞きしてよろしいですか?』


と事務的に質問される。


『スギヤマ ミキオです』


俺が答えると


『ありがとうございます。少しお待ちください』


そう言って皿の俺の血に何かの粉やら液体を混ぜ始め、一通りの材料を混ぜ終えた時に店員に目配せをしドアーロの上着を脱がせると、俺の血を混ぜた液体で魔方陣を書き始める。

魔方陣を書き終えると、何か呪文のような言葉を唱え、一瞬魔方陣が光ったようだが奴隷商は笑顔で俺に振り向き


『これでこのドアーロとスギヤマ ミキオ様との主従関係は構築されました』


とドアーロの身体に付いた鎖を外し俺の前に連れて来た。


どうやら奴隷の主になったらしい。


悪魔と契約に続き奴隷との主従関係か。


つくづく俺の常識は通じない摩訶不思議異世界だと今更ながらに痛感していると


『坊っちゃん。腹が減った』


ドアーロが早速、飯の催促をしているようだが、雀の姿をした悪魔と嫁予定の龍に続きまたも「腹減った」を言うヤツが増えてしまった…

それも小っさいオッサンだ。



解せぬ

次回投稿予定【3月8日】

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