戦艦の拡散
【告知】ドイツ襲撃艦コンペ開催【告知】
1930年夏に就役するドイツ襲撃艦についてコンペを開催。11月30日までの期間で応募を受け付けるので是非参加していただきたい。
活動報告「このはと」ドイツ襲撃艦のコンペ
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1102207/blogkey/2449084/
大和型のテンプレートを用意しているのでそれを参考に応募して欲しい。
皇紀2590年 5月1日 世界情勢
ロンドン軍縮会議は列強各国にとって不本意な形で閉幕した。
1年後の第二次ロンドン軍縮会議の開催とそれまでの間に妥協点を見つけるための予備会合を国際連盟本部において行うこと、そして1年間の戦艦建造禁止期間の延長だけが決まった。
だが、既に当事者間で妥結している戦艦の譲渡協定はそのままとされ、大日本帝国とイタリアで伊勢型2隻と戦艦建造枠の交換、フランス・ブラジルのクルーベ級譲渡、大英帝国から南米三ヶ国への旧式戦艦5隻譲渡は実施されることとなった。
この点では確かに日英仏の現有戦力の削減にはなっていたことからロンドン軍縮会議はその体面を保つことが出来たと言えるが、その実、弩級戦艦が準列強へ拡散しただけであり、地域紛争の火種を蒔いたという批判も新聞上では行われていた。
しかし、アメリカ合衆国はただの1隻も戦艦の削減を行うことなく、16隻の戦艦を保有するという実質的に列強で最大規模の戦力を有する状態となった。
この成果はフーヴァー政権の得た外交的成果であるとアメリカ国内では盛んに宣伝され、アメリカ海軍におけるフーヴァー政権への支持率を上げることとなった。だが、その実、旧式戦艦を多数抱えることとなる実態に気付いている者はこれに対して批判的な主張をしていたが、アメリカ国内のマスメディアはそれらを無視していた。
以下は1930年5月1日現在での第一次ロンドン軍縮会議による暫定戦艦保有リストである。
大日本帝国
超弩級戦艦:6隻(公式には4隻)
長門型:長門/陸奥
扶桑型:扶桑/山城(公式には廃艦済)
伊勢代艦:2隻
超弩級巡洋戦艦:4隻
金剛型:金剛/比叡/榛名/霧島
大英帝国
超弩級戦艦:11隻
クイーン・エリザベス級:クイーン・エリザベス/ウォースパイト/バーラム/ヴァリアント
リヴェンジ級:リヴェンジ/レゾリューション/ラミリーズ/ロイヤル・サブリン/ロイヤル・オーク
ネルソン級:ネルソン/ロドネー
巡洋戦艦:3隻
フッド級:フッド
レナウン級:レナウン/レパルス
アメリカ合衆国
超弩級戦艦:15隻
ニューヨーク級:ニューヨーク/テキサス
ネバダ級:ネバダ/オクラホマ
ペンシルベニア級:ペンシルベニア/アリゾナ
ニューメキシコ級:ニューメキシコ/ミシシッピ/アイダホ
テネシー級:テネシー/カリフォルニア
コロラド級:コロラド/メリーランド/ウェストバージニア/ロードアイランド
弩級戦艦:4隻
フロリダ級:フロリダ/ユタ
ワイオミング級:ワイオミング/アーカンソー
フランス共和国
超弩級戦艦:6隻
ノルマンディー級:ノルマンディー/フランドル/ガスコーニュ
プロバンス級:プロバンス/ブルターニュ/ ロレーヌ
イタリア王国
弩級戦艦:10隻
コンテ・ディ・カブール級:コンテ・ディ・カブール/ジュリオ・チェザーレ
カイオ・ドゥイリオ級:カイオ・ドゥイリオ/アンドレア・ドリア
伊勢型:伊勢/日向(譲渡予定)
新型戦艦:4隻建造中
ドイツ=ワイマール共和国
襲撃艦:6隻
襲撃艦仮称A級:6隻建造中
スペイン王国:
弩級戦艦:2隻
エスパーニャ級:アルフォンソ13世/ハイメ1世
巡洋戦艦:1隻
タイガー級:タイガー(譲渡予定)
ブラジル:弩級戦艦5隻
ミナス・ジェライス級:ミナス・ジェライス/サン・パウロ
クールベ級:クールベ/ジャン・バール/パリ(譲渡予定)
アルゼンチン:弩級戦艦4隻
リバダビア級:リバダビア、モレノ
アイアン・デューク級:アイアン・デューク/マールバラ(譲渡予定)
チリ:弩級戦艦3隻
アルミランテ・ラトーレ級:アルミランテ・ラトーレ
アイアン・デューク級:ベンボウ/エンペラー・オブ・インディア(譲渡予定)
ソビエト連邦:弩級戦艦4隻
ガングート級:オクチャブルスカヤ・レボルチャ/マラート/ミハイル・フルンゼ/パリジスカヤ・コンムナ




