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この身は露と消えても……とある転生者たちの戦争準備《ノスタルジー》  作者: 有坂総一郎
皇紀2584年(1924年)

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始動!広瀬鉄道

外伝の広瀬鉄道物語とリンクしていて、今後、フォード社の島根県進出へと繋がっていきます。

皇紀2584年(1924年)9月25日 帝都東京


 この日、山陰地方に新たな鉄道路線の建設が許可され、鉄道敷設免許が交付された。後日、正式に会社設立によって広瀬鉄道株式会社として開業する。


 広瀬鉄道は島根県松江市と広瀬町を繋ぎ、新旧の城下町の往来を活発化させ、沿線の産物の出荷を目的としていた。だが、史実における広瀬鉄道と異なるのは、沿線に米国企業フォード社の工場と関連施設が建設されるということである。


 当初は史実通りの建設という方向で話が進んでいたのだが、国策企業団の横槍によって計画が変更されることとなった……主に有坂総一郎の横槍によって……。


「広瀬鉄道はその路線長が8キロと中途半端なこともあり、いずれモータリゼーションの進行で廃線になること必定。であれば、輸送人員を確保出来、なおかつ安定的な貨物輸送が確保出来る米国企業フォード社の工場を誘致することが必要である」


 この一言が鉄道省を動かし、鉄道省は総一郎の意向に沿う形で地元陳情団へ経営環境に不備アリとして申請を却下し、フォード社進出を条件として認可すると9月初旬に申し渡したのであった。


 陳情団はまさか却下されるとは思いもよらなかったため呆然自失となった。


「こぎゃんことではじげに戻れない。どげにかして申請を認めてもらわな!」


 陳情団を率いてきた広瀬町長は鉄道省仮庁舎の会議室で意気消沈している面々に檄を飛ばした。


「だども、どげす~か?」


「そげそげ、条件を受けえても、地権者が黙っちょらんで」


 彼らは地元を背負って上京しているだけに手ぶらで申請が通りませんでしたと帰ることは許されない。だが、地元の意向も確認しないまま二つ返事で条件を呑むわけにもいかない。


「え~から電報を打つだわ。今からなら夜行急行に間に合~けん。主だった者を上京させて協議す~しかね! どげにかして鉄道省を納得させ~手を考えな! じきがなかいに宿に戻~ぞ!」


 町長の一喝で陳情団はそれぞれの役割を思い出し動き出した。


 そして、25日、鉄道省を満足させることに成功した陳情団は満額回答の免許交付を受けたのであった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 元ジモティーですが、訛り具合はおかしな所はないですね。 他の地域の人に理解できるかはちょっと疑問ですが。
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