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心内会話 第一幕   作者: Doubt
2/3

第2話 [サダメ]

ハロー皆さん


心内の居心地はいかがですか?


ハローぼく


その子は僕


望まれない存在


仲良くね



胸がズキっと痛む



どうやら向こうの痛みが



ぼくにも伝わるらしい



そりゃそうか



僕だもん



薄暗い心内で

ぼくと僕は向かい合った



そういえば今日は

この場所が出来て14年

この世界が誰かから

中学生と呼ばれている最中だったな


頭が痛い

何かあったらしい

恐らくこいつは

今日

生まれてここにきた


そうだろう

僕。


そうだよ

ぼく。


僕はね

君が望んで作った僕なんだよ


ぼくは気付いた

痛みがない


僕を見た


刺さっていたものは消え失せて


赤い液体は透明と化していた


お互いに心を許したらしい


心を許せば


心内にいても構わない


君に鋭い言葉は必要ない


ようこそ心内へ

僕。



大した歓迎だね

ぼく。



なぜ君は生まれたの?

ぼくが望んだの?

なんのために?














……クル◒



揺れた



激しく心内が揺れる



大きな物音と



耳をつんざくような鋭い音が



ぼくと僕の間を抜け



心内中に響き渡った



何かがおかしい!

僕、

お前何をした



武器を構えるぼく



自分の目で確かめておいでよ

ぼく



ぼくは走った

長い階段を駆け上がり

眼球へ…



その目の前には









巨大などす黒い球体が





浮かんでいた



それだけじゃない



その球体からは



とめどなく



鋭く尖った武器が



数え切れないほどに



こちらへと…………………



















…さぁ、始まりだ


これからよろしくね



ぼく◉◓■


苦しみが◓


悲しみが●


憎しみが◆


クル▲

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