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心内会話 第一幕   作者: Doubt
1/3

第1話 [出会い]

そこのあなた


お疲れのようですね


少し休んでいきませんか■


あなたがいつしか忘れていた


この心内で◆

……。


………。



…………。



とりあえず真っ暗なので



電気をつけてみようか



…ついたね



今にも命が尽きそうな裸電球が


薄暗い小部屋を淡く照らす



ここは心内



自分の大切な心の中



他の誰にも干渉を許さない場所



そして



ぼくの唯一の居場所



ん?上の方にある丸いの?



あれは、眼球



ぼくはあそこからいつも



外の世界を見つめている



ここはぼくだけの場所



他の誰にも入ることは許されない



勝手に入る人たちは



肉片と化すまでぐちゃぐちゃにする



そのくらい、大切な場所



え?

何故、ぼくがこんなところにいるのか?



それはね………





キキィー……バタン






あ…………侵入者だ



迎え撃とう



言葉という武器を両手に構え



エゴという鎧を身にまとい



今日もぼくは心内を守る



見つけた



そこにいる







■ね。外道が。

この薄汚いク◆が。お前のようなゴ◓は

この場所は愚かこの世に存▼する権利も■い。

今すぐここで、◒して………



…ちょっと待った



なんだろうか



この違和感



ぼくの武器は



侵入者の胸に深く刺さっている



赤いのが胸から流れ落ちる



薄暗い心内の汚い床に



それが流れ落ち溜まった赤い鏡に



映ったぼくの顔を見て



ぼくはその場に立ち尽くした














僕じゃないか。


ただいま、ぼく


おかえり、僕


◉◒〇

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