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第3話 リオンシュタットの屋敷

-side オーウェン-




 俺がリオンシュタットに関して事前に得られた情報はあまりない。

 一応、家からこっそり持ってきた本には次のような事が書かれていたが、どこまで信用が出来るのやら……という感じである。



◯リオンシュタットについて◯

 魔境に隣接しており、危険なモンスターや魔物がはびこるため、冒険者たちの中で有名な土地として知られています。また、リオンシュタットには大きな冒険者ギルドがあり、冒険者たちはここで仕事を探したり、パーティを組んだりすることができます。


 リオンシュタットは精霊の国に近く、精霊たちが出没することもあります。そのため、リオンシュタットには魔法や精霊に関する知識を扱う店が多くあり、魔法使いたちも多く訪れます。


 エルフやドワーフなどの異種族も多数住んでおり、エルフたちは美しい森林や湖を守るため、ドワーフたちは巨大な鍛冶屋を持ち、地下の鉱山で鉱石を採掘しています。リオンシュタットに住む異種族たちは、互いに協力し合い、多様性を誇りに思っています。


 リオンシュタットは辺境の土地であるため、豊かな自然に囲まれており、魅力的な景観が広がっています。しかし、その一方で、危険なモンスターや魔物がはびこるため、冒険者たちは常に用心しなければなりません。


 総じて、リオンシュタットは冒険や探検を求める人々にとって、魅力的な辺境の土地となっています。

◯END◯



 この本に書いてある情報と、ユリウスから伝え聞く情報は大分異なる。曰く、屈強な冒険者や地元の騎士団が住み、地元住民のエルフやドワーフが住み、人類と魔物の最強の防波堤を築いているのだとか。

 バトルジャンキーが多く、その……美しさとは大分かけ離れているらしい。

 一応、この本が書かれたのが大昔だったから大昔には美しかったのだろうか?



 それはそれとして、さっきから外の風景が結構荒れている。

 ユリウスは、追放場所を根回ししたと言っていたがそもそもあの人、俺に対する評価が高すぎておかしいからな。

 今のこの光景を見るに、だいぶ怪しいなここら辺の地域の環境。

 


 ♢ ♢ ♢ ♢ ♢



「では、私はこれで」

「ああ、お疲れ。ありがとう」



 馬車が、屋敷の前に着いた。

 屋敷を見る。やっぱりか。そう思った。



「うわあ。案の定のボロ屋敷だな〜。

 よっし、[浄化]!」



 oooooooo!!



 俺が浄化の魔法をかけると、屋敷が一気に蘇る。この浄化の魔法には、アンデッドを倒す効果もあるからこれで色々安全だ。

 手応えもあったし、潜んでいたのだろう。

 早速、熱烈な歓迎である。



 それにしても、こうして見ると、この屋敷、そこまで悪いわけではないのかもしれない。少なくとも、骨組みはしっかりしているようにも思えるし、相当腕の良い職人が建築したな、この建物。

 何せ、広くて、清潔。質素な屋敷ではあるがこれはこれであり。

 そもそも、俺は一般的な貴族のような絢爛豪華な屋敷が好きなわけではない。



「花が枯れているな……。[植物生成]!」



 ちなみに、さっきからほいほい、魔法を使えるが、俺は“賢者”という、全属性、全魔法使えるチート持ちだ。

 ヒロインがどのような行動を起こしても大体対応できるようにするためである。

 この力、ヒロインの行動を注意するだけではもったいないと思っていたから、辺境へ来て良かったのかもしれない。よっぽど、世のため、人のためになる気がする。



「花が咲いた事で、一気に雰囲気が華やかになったな。うん、思ったよりも、優雅な生活がおくれるかもしれない。姿は見えていないけど、精霊達も喜んでくれるだろうか?ヴァイオリンも……この雰囲気なら多分大丈夫なはず」



 ヴァイオリンは、湿度の変化に非常に敏感だ。高い湿度の環境では、木材が膨張してヴァイオリンが大きくなり、低い湿度の環境では、木材が収縮してヴァイオリンが小さくなる可能性があるからである。

 このような変化は、音の品質や楽器自体の耐久性に悪影響を及ぼす可能性がある。

 ヴァイオリンの最適な湿度は、一般的に40〜60%の範囲内であるとされていて、高すぎ、低すぎの湿度を防ぐ必要がある。

 特に楽器を保管する場合は、湿度計を使用して湿度の変化を監視する必要があるのだ。



「さて、屋敷もいい感じになったし、とりあえず、この町の代官のところに行こうかな?」



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