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プロローグ
初めまして。処女作&教養0なので文の拙さにはご容赦を。
大陸歴2876年、突如として世界中が黒い根に覆われた。根の中枢には見た者に根源的な恐怖を与える黒い球体が脈動しており、さながらそれは孵化を待つ蛹のようであった。そして、その中では二人の少女が向かい合っていた。
「ふふっ、どうしたのお姉ちゃん。そんなに苦しそうな顔して。」
「シャル…やめて…それ以上は人に戻れなくなる。」
「まだわからないかな、私にはね、お姉ちゃんさえいてくれれば後はなーんでも良いんだよ?」
「だからね…」
「ず っ と 一 緒 だ よ ?」
シャルと呼ばれた少女が蠱惑的な笑みを浮かべながらそう告げると、それに呼応するかのようにもう一方の少女の拘束が強くなる。
拘束されている少女の体には、悍ましいまでの愛情からなる快楽が注がれ、限界を迎えようとしていた。
その少女の名は、クロノア。今はこうして成す術もなく捕らわれているものの、れっきとした、この世界で最強と称される存在である。
短めですみません。次からは長くなります(多分)。