世界観
練りに練った作品の設定とかです。後々追記します多分。
I)昆虫と言う生き物について
・昆虫の定義
本来、虫という言葉は「獣、鳥、魚以外の小さな動物」の事を指す。それ故古来から昆虫、爬虫類や両生類などの動物は全て「虫」と呼ばれてきた。
この作品では一般的、および学問的に虫の範疇に入る動物を「虫」として扱っている。
「虫」として扱う範疇:
汎節足動物全体。(甲殻亜門除く。)
甲殻亜門の例外として、ワラジムシ目の生物は普通に「虫」として扱う。
アノマロカリスやオパビニアなどは「恐蟹綱」に属するものの、甲殻類では無い為ギリギリ「虫」である。
有爪動物。
葉足動物。
蠕虫(鰓曳動物、環形動物、舌形動物、線形動物、鉤頭動物、扁形動物、類線形動物)。
有肺類。
・体の構造
擬人化されている為、通常時は人間と殆ど変わらない姿形と構造をしている。
例外として5対の心臓を持つミミズなどがいる。
・外観
大陸の「西側」に住む種族は一括してゲルマン人、ケルト人やスラヴ人に似た見た目をしている。
「東側」に住む種族は殆どがアジア系民族の様な見た目をしている。
「南側」に住む種族はアラブ人に似た見た目をしている。
・種族
作中では学名の違う昆虫同士を異なる種族と定義している。
どれ程の種族がいるのかはいまいち分かっていない。
名前を名乗る際に、自分の名前の後に種族を名乗るのが常識である。種族を名乗る際は和名か英名か学名を名乗れば良い。
自分の種族が分からない場合(捨て子、記憶喪失などが原因)は、属名+sp.と名乗れば良い。(sp.は種小名)。
種小名が分からなくても、属名が分からない事は無いらしい。
・成長
完全変態をする昆虫は約12年間、幼虫時代を過ごす。幼虫は成虫と異なる能力や姿を有している事が多い。幼虫から成虫に成る寸前に、蛹を形成しては成虫になるまでその中で過ごす。
不完全変態をする昆虫は幼虫の姿が成虫と殆ど変わらない。
セミの様に幼虫時代が長く続く種族も存在する。
女性のサンヨウベニボタルの様に一生幼虫の姿のまま生きる「幼形成熟」という現象が発生する種族もいる。
本来の昆虫は卵生だが、作中では胎生となっている。
・スキル
戦闘や回復など、昆虫たちが生存する為に古来より習得してきた。
大きく分けて以下のタイプがある:
本能スキル:特定の種族や個体などが固有するスキル。種族が違っても一定の範囲で真似る事が可能である。固有というより共同に近い。
進化スキル:本能スキルから派生し、強化されたスキル。習得する場合が殆どであるが、才能があれば自分で新しく生み出す事も可能。尚、派生したものの逆に弱くなった場合は俗に「退化スキル」と呼ばれている。
絶滅スキル:いわゆる「伝説のスキル」。非常に強力な本能スキルであるものの、習得が難しく、継承者が少ない、あるいはもう居ない場合につけられる名称である。
七変化:全ての昆虫が持つスキル。体の細胞構造を変化させたり、或いは生成する事によって元ネタとなった昆虫の体の部分を再現する。
縄張意識:一定の範囲内で「縄張り」を張るスキル。元々生物は縄張りを守るために命を懸け全力で戦う。それが反映されたのか、縄張りの中では張った者のスキルの性能や威力が大幅に上がる。縄張りの外へ出るとスキルは元通りになる。敵が縄張りの外にいても、張った者が縄張りから出ていない限り、遠距離で大幅に強化されたスキルで攻撃を与える事は可能。他者の縄張りの中で縄張りを張る事も可能だが、相手の縄張が解除される事は無い。失神及び死亡すれば縄張りは自動的に解除される。
隔世遺伝:いわゆる「覚醒」に近い状態。発動すれば目の色が変わり、縄張りを張っていない状態で戦闘力が大幅に上昇する。この時、野生生物としての本能を取り戻すとされ、性格も狂暴化するのが殆ど。一定の時間が経てば元通りになるが、隔世遺伝した時の記憶が曖昧になっている事が多い。体に何らかの影響を与えれば発動すると言われているが、発動条件は個体によって違う。
・寿命
平均寿命は人間と同じく平均して約80年で老衰により死亡する。種族や個体によって寿命が異なることもある。
例:
セミ: 500年〜600年
周期ゼミ:1300年〜1700年
シロアリの女王:10000年
尚、平均して80年で老衰により死亡するが、戦争や飢饉などによって死亡する個体が絶えず増え続けている為、平均寿命は長くない。
・知能
殆どの個体が一般の人間と同程度の知能を持つ。知能が発達している個体や種族もいる。
・性別
男性と女性の他にカタツムリやナメクジのような雄雌同体の種族及び個体が存在する。
・雌雄同体
単独で繁殖の出来る個体や種族の総称。
体の構造としては一般女性の体と殆ど変わらない。成長や遺伝によっては、女性寄り、男性寄り、および中性的な容姿になる。髭は一生生えてこないという。
単独で子を産む事が可能である為、多くは性欲というもの持たない。
一方で、性欲を持つ個体も少なくなく、男性と結婚して子を孕む個体もいる。
また、「孕む」以外にも「孕ませる」事も可能であるため、女性と結婚する雌雄同体もいる。女性と結婚した場合、子を産むのは女性の方も雌雄同体の方も可能である。或いはその両方とも可能である。
雌雄同体同士で子供を産む事も可能な為、色々と何でもありな性別である。
体の構造が女性と変わりない為、浴場などでは女性用の方へ入る事が常識だとされている。
・繁殖
同じ種族の男性と女性からは必ず両親2人と同じ種族の子供が生まれる。
異なる種族同士の男女でも繁殖が可能である。生まれる子供の種族は五分五分の確率で片方の親の種族を受け継ぐ。
両親が近縁種同士だった場合はその子供は両親の種族の特徴を足し合わせたハーフとなる。
・雑種強勢
稀に、異なる種族同士の間に生まれた子供は片方の「種族」を受け継いでも、もう片方の「種族の能力と特性」を受け継ぐ事が出来る。
例として、コオロギとキリギリスの間に生まれた子供はコオロギの再生能力を持つキリギリスとなる可能性がある。
・飛行能力
殆どの種族は成虫になると七変化で翅を生やせるようになる。それを使って空をとんだり滑空することが可能となる。ただし、翅は水に濡れると使いものにならない為、雨の日には屋外で飛べないという欠点がある。
・壁登り
全ての種族は壁の上を歩くことが出来る。天井の上を歩く事が出来るのはカタツムリ、ナメクジ、ヒルなどの限られた種族のみである。
・生命力
人間より一際高い。それ故、首を刎ねられても直ぐには死なないという残酷な特性も持つ。
・体温
全ての種族は変温動物である。その為獣類や鳥類などの恒温動物の様に体温を安定させる事ができず、外気温などに影響を受けやすい。
殆どの種族は寒さに弱く、冬になると凍死する個体が多い。
・再生能力
コオロギなどの種族は手足を斬られても再生が可能である。また、プラナリアのように体を切断されたら自分の記憶を有した分身体が切断部分から生まれると言う特殊な再生能力を持った種族も存在する。
・食性
バッタなどの草食昆虫は草を主食とする。
チョウやハチなどの種族は花の蜜を主食とする。
カブトムシなどと言った種族は樹液を主食とする。
カマキリなどの肉食昆虫は大陸に棲む「害獣」と呼ばれる獣の様な異形の生物の肉を主食とする。
肉食昆虫が草食昆虫を食さないのは倫理観的問題を考慮したものである。
草や蜜は「主食」としているだけであり、全ての種族は普通に多様な物を食べる。
・分泌物
一般に昆虫の手から出る物質の事を指す。多くは体の中で加工、貯蔵されている。
ハチであれば蜂蜜、カイコの幼虫であれば糸だったりと、分泌物は多様かつ様々な使い道が存在する。
マイマイカブリのように分泌物がメタアクリル酸であるなど、毒物を分泌する種族及び個体も少なくない。
・寄生
ハリガネムシなどと言った種族は特定の種族に寄生出来る。寄生する時は足が無形の幽霊の様な形となり宿主の体へと侵入する。
寄生した個体は、宿主の栄養を吸い取ったりする事で生きる。酷い場合には宿主の意識すらコントロールしてしまう事もある。
ただ、一定の時期が過ぎれば宿主から立ち去る為、大陸の法律では寄生者と宿主の同意の上で寄生する事が許されている。
・水生
ゲンゴロウなどといった水の中で暮らす種族は殆どが鰓を持たない代わりに肺が発達している。呼吸が切れそうになったら水面に上がり息継ぎをする。
ミズカマキリやタイコウチは七変化で尾骨から長い管を生やし、水面に出すことで呼吸する。
アノマロカリスやハルキゲニアなどはもともと肺を持たない生物であるが、作中ではラビリンス器官を持ち、空気呼吸が可能となっている設定である。
・害虫
一般に人間へ害をもたらす虫の事を指すが、この作品では他の昆虫に害をもたらしたりする昆虫たちと設定する。
一般に害虫と言っても幾つかのタイプに分かれている。
「衛生害虫」と呼ばれるタイプは体内に強力な病原を蓄えており、他者へ感染させる事が可能。
「農業害虫」や「財産害虫」などと呼ばれるタイプは、生まれつき食欲が異様に特化しており、ありとあらゆる農作物や穀物、果てには建物や家具まで喰らい尽くす程である。
「不快害虫」と呼ばれるタイプは強力な精神攻撃を与える事が可能である。さらに意図せずともその能力を発動してしまう事がある。
その危険な能力や暴食性により、はるか昔から信徒たちから異端者とみなされ、差別や迫害を受けてきた。
・魔力
一部の昆虫が持つ力。「魔法の素となる力」ではなく、「他者を意のままに操れる力」である。
発動する時は指先から出てくるのが殆ど。糸の様な見た目をしており、色は個体によって違うが色による強さの上下関係は無い。魔力の強さは糸の本数に比例する。
魔力を他者の手足などに巻き付ける事で操る事ができる。ただし操れるのは他者の動ける限界までであり、例として翅を持たないアリを飛ばす事は出来ない。自分自身に使う事によって自身の身動き(素早さ、筋力など)を限界までに極める事ができる。ただし、動きを限界までに極める事は筋力に大きな負担がかかる為この方法はかなりリスキーである。
その他「生命力」、「スタミナ」などといった力を操る事もできる。ただし体に大きな負担がかかる。
修行する事によって魔力を強化させる事ができるらしい。上手く使えば害獣すらも操れる。
一定の魔力を極めればその魔力に相応した称号が与えられる。名乗るか名乗らないかは自由である。
藍に触れる事で無力化するという弱点を持つ。この事を利用し、魔力避けの為に藍で染められた衣類や鎧なども存在する。
尚、操れるのは行動のみであって、精神を操る事は不快害虫か警告色を持つ昆虫しか出来ない。
ワ○ピースでいう「覇気」、ナ○トでいう「チャクラ」、ドラ○ンボールでいう「気」に近いポジションである。
・称号
一定の魔力を極めた者のみに与えられる称号である。強くなる順に:
「総裁」→「伯爵」→「公爵」→「侯爵」→「君主」→「魔王」
の6つがある。尚、女性であっても付けられる。
名乗るか名乗らないかは自由である。
作中では貴族などの称号として伯爵や侯爵などといった全く同じ称号が存在する。それと区別するため、魔力所有者の称号は鉤括弧か引用符で囲う。
・ニオイ
昆虫は頭に一対の「触覚」という器官が生えており、それを使って「ニオイ」を探る事が可能である
。
この「ニオイ」は、他者の魔力、縄張、隔世遺伝などを認知する為の要素である。
ドラゴ○ボールでいう「気を探る」に近いポジション。
・精神攻撃
不快害虫や警告色を持つ昆虫は特別な魔力を持っており、少量でも相手の精神をえぐる事が出来る。
その魔力を更に極める事で他者を精神疾患までに追い詰める事が可能である。
・死亡
どの昆虫でも何れは死ぬ。
死んだ者は生き返らない。
II)大陸の設定や用語など
・文明レベル
おそらくルネサンスと大航海時代の間ぐらいであると思われる。(コロンブスの新大陸到達と同じぐらいの年代)
この頃の日本は室町時代中期である。
汽車や蒸気機関があったりと、工業は第一次産業革命レベルまでに発展している。
結束主義や社会主義に似た思想がある為、第一次世界大戦レベルまでにイデオロギーは発展している。
・大陸
ユーラシア大陸より大きめ。文化のタイプは主に西・東・南に分かれている。
西側は中世ヨーロッパに酷似した文明が存在する。
東側は東洋に似た文明が存在する。
南側は中東を放浪とする文明が存在する。
北側は極寒の地である故に人口が非常に少ない。
・「世界の外」
インセクター大陸の西側にある大陸を指す。昆虫に似た奇妙な先住民が暮らしている。マヤ、アステカ、インカ文明に似た独自の文明を築いている。情報が非常に少なく、また正確さが定かではない部分も多い為、多くの謎に包まれた土地である。
・言語
全ての国家の公用語は英語で統一されている。
英語と言っても、アメリカ英語、イギリス英語、アイルランド英語などと、訛りは国によって異なる。
中には河口域英語やコックニーなどを公用語とする国も存在する。
英語を公用語としている為か、多くの国家はラテン文字を使用している。
他にはルーン文字やロヴァーシュ文字などといった、アルファベット系の文字を使う国家も存在する。
・政体
中世を元にしている為、君主制が殆ど。共和制や貴族制、立憲君主制などもある。
・暦
西暦に似た「ルドウェル暦」を使っている。作中は元年から数えておよそ15世紀半近くと思われる。曜日の呼び名は現実世界と同じである。
・通貨
西側は「ヴァラ」で統一されている。1ヴァラ=1米ドルぐらいである。
東側は「茗」で統一されている。1茗=1人民元ぐらいである。
南側は「アルマ」で統一されている。1アルマ=1トルコリラぐらいである。
両替レート:
1ヴァラ≒7茗≒35アルマ
1茗≒0.14ヴァラ≒5アルマ
1アルマ≒0.03ヴァラ≒0.2茗
・害獣
大陸に棲む獣に似た脊椎動物の総称。ファンタジーでいう魔物や魔獣と同じポジション。
頭が幾つもあったりと、背中から骨が飛び出ていたりと異形の姿をしている。
その名の通り、凶暴性などにより害をもたらす為多くは討伐対象となっている。
飼い慣らしが可能な害獣は食用、ペット、馬車などに使われる。最近では軍事利用もされているらしい。
尚、作中において猫や馬などといった現実世界で馴染みのある脊椎動物は一切出てこない。
・植物
害獣のように異形の姿はしておらず、至って現実世界と変わりない特徴をしている。
ただし、作中において昆虫は人間と同じサイズである。その為、昆虫に花粉を運んでもらう花や、元々昆虫を捕食対象としていた食虫植物類など、現実と違って大きな昆虫たちに合わせて巨大化した個体が多く見られる。
・ギルド
同じ職業をもった者たちによる組合の総称。
現実の中世ヨーロッパにあった、石工ギルドや製パンギルドなどが一般的なギルドと認識されている。
「冒険者ギルド」というファンタジー特有のギルドも存在するが、作中においてはマイナーかつ危険なギルドと見られている。
・差別
はるか昔より「害虫」と呼ばれるタイプの昆虫は差別を受けてきた。現在では差別そのものを禁じている国家もあるが人々の害虫へ対する差別意識は残り続けているままである。
逆に益虫を差別する国家もあるという。
・奴隷制度
今も多くの国家で残っている。奴隷となる対象は主に異端者と害虫である。
売買される多くの害虫は農業害虫である。
抗体などで力を制限された衛生害虫は高く売られる。意図せずとも精神攻撃を発動する不快害虫はその危険性から飼うリスクが大きいため売買される事は少ない。
殆どの奴隷は肉体労働、娯楽や軍事に利用される。
・宗教
大陸には多くの神が存在するが、一国につき神を一柱崇拝する事によって一神教が成り立っている。国家の数は神の数より多い為、崇拝する神が被る事もある。尚、崇拝されない神はいない。
西側では聖餅やロザリオなどを用いた、カトリックやプロテスタントに似た崇拝の仕方をする。
東側では灯儀や醮儀を行う、道教に似た崇拝の仕方をする。
南側では断食などによる、イスラム教に似た崇拝の仕方をする。
ダビデの星や十字架などを使う事があるが、あくまでもシンボルとして使っているだけであり、ユダヤ教やキリスト教などとの関係は無い。
多くの国家では教皇や教祖が絶大な権力を握る為、異端者とみなされば拷問にかけられた後、奴隷になるか火刑に処される。
・神々
大陸には神々が存在する。それぞれの神はそれぞれの概念を司る。
神神が実在する事は確かであるが、下界へ降臨する事はない。下界へ事代があれば配下である天使を向かわす。神から会いに来ないだけで、自ら神に会いに行く事は出来るが、非常に困難である。
特定の神に祈る事で赦された範囲のみでの「神託」を天使から授ける事が可能である。
神々は「不老」だが「不死」ではない。その為「神殺し」は理論上有り得るが神々は高い生命力を持つ故に、限りなく不可能に近い。
神には絶対に抗えない。
・天使
神の配下である。
旧約聖書に出てくる天使に似た見た目をしており、従来の昆虫が持つ翅とは違い白い「翼」を持つ。後頭部には光る金環が浮かんでいる。
天使たちはいくつかの階級に分かれている。旧約聖書と同じ熾天使を頂点とした階級制度である。
神の使いだけあってか下界への託宣があれば神々は自分の代わりに天使を向かわせる。
神の配下である「天使」は神から赦された範囲内のみでの自由行動が可能であるが、下界へ降りてくる事は滅多にない。決まりを破った者は「堕天使」と成り下がり下界へ堕とされる。そこからさらに「悪魔」に成り下がる事が出来る。堕天使や悪魔と「契約」を結び神託に似た力を授かる事は可能である。稀に懺悔する事によって天使に戻る事もある。
神より力は一際弱く、通常の天使なら軍隊一つで重傷を負わせられる。
・国際機関
作中の時点では「ラハト連合」と「ブークル連盟」の二つが存在する。
「ラハト連合」は民主化改革、奴隷制度や差別の廃止などによって大陸の統一の実現を目指す機関である。連合加盟国は民主化改革が強制される。
「ブークル連盟」は反対派を徹底的に弾圧する事による、いわゆる結束主義体制によって大陸の統一を目指す機関である。連盟加盟国で権力が握れるのは上層部のみであり、それ故か連盟加盟国には奴隷制度が残っている国が多い。
略して「連合」、「連盟」と呼ばれる。
両者とも約16世紀ほど前から存在している。同じ目的を持つが異なる思想を持つ為に設立当時から対立が続いていたものの、未だ決着がついていない。
尚、現実世界で最初の国際機関は19世紀に設立されている為、かなり現実離れした設定である。
・「人間」
大陸に「人間」と呼ばれる生物は一切存在しない。
作中での「人間」という名称は主に倫理学で扱われるものであり、主に倫理観や道徳性の揃った状態の事を指す。
昆虫たちは普通に「人」と呼び合う。
・人権
そんなものは存在しない。