お菓子な研究部
なろうラジオ大賞へ応募のため短いです
「後輩くん、いきなりだけどゲームをしようじゃないか」
「ゲーム?ですか?」
「君はyesかnoで答えられる質問をして、私が考えているお菓子を当てて欲しい」
「本当にいきなりですね」
「もし君が当てることができたらそのお菓子を君にプレゼントしよう」
「やりましょう」
「君は食べることには急にやる気出してくるよねえ、じゃあ質問どうぞ」
「それは甘いものですか?」
「yesだね、言い忘れていたけどファイナルアンサーは一回きりだからね」
「え~、難しくないですか...それはスナック菓子ですか?
「no,スナック菓子は確かに美味しいが体に悪影響が出るからほどほどにしたまえ」
「う....気をつけます....それはよく食べるものですか?」
「noだね」
「そのお菓子は有名ですか?」
「yes,知らない人はいないんじゃないかなあ」
「そのお菓子はご当地お菓子ですか?」
「no,日本のどこでも食べられるね」
「う~ん『白い恋人』とかかと思ったんだけどなあ、そのお菓子は普通に売っていますか?」
「普通....というのはどういうことかな?」
「えーと、スーパーとかにっていう意味です」
「yes...だと思う、私のいくスーパーには売っているね」
「そのお菓子は最初の文字がプですか?」
「no...ちょっとその聞き方はズルくないかなあ...ファイナルアンサーの意味がなくなるじゃないか」
「そうですね、この聞き方はこれっきりにします」
「うむ」
「じゃあ改めて質問いきますね、それはスポンジを使いますか?」
「...yes」
「おっと、これはわかったかも。先輩、それはクリスマスに関係したお菓子ですね?」
「yes」
「決まりですね、答えはケーキです!」
「ファイナルアンサー?」
「もちろんです」
「.........正解だ、おめでとう後輩くん」
「そ、それでケーキは...」
「もちろん今から作るとも」
「せ、先輩が作ってくれるんですか」
「ふっふっふ、当たり前だ、私を誰だと思っている、お菓子研究部の部長としてケーキのひとつやふたつくらい朝飯前だ、もちろん君にも手伝ってもらうぞ!」
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「でもなんで急にケーキを作ることにしたんですか」
「ん?だって君もうすぐ誕生日じゃないか」
おしまい
最後まで読んでいただきありがとうございます。