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異世界行ったら、出会う女性みんな俺を好きになるので収拾つかなくなっている ~スケッチブックに想いをのせて 死神に恋した男の無双&ほのぼのハーレム~  作者: ひだまりのねこ
第十章 魔人帝国編

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可愛い女神さま

「というわけで、イーストレアの魔人たちはほとんど壊滅状態だから、後はユスティティアたちに任せてもいいかな? もちろん召喚獣たちはつけるけど」


 魔人帝国での動きを報告するためにいったんセントレアに戻ってきている。


 夜が明けたら、イーストレア奪還の進軍が始まるからだ。



「大丈夫よ。こちらは私たちに任せて。旦那さまは魔人帝国の方を頼むわよ」


 ユスティティアが任せてと微笑む。


「旦那様と一緒に戦いたかったが、仕方がないな。アストレアは必ず私たちの手で取り戻して見せるからな」


 セレスティーナは少し淋しそうだが、すぐに力強く前を向く。


「仕方ないですね。少しの間離れ離れになりますが、私を忘れないで下さいね……チュッ」


 サクラがカケルに抱きついてキスをする。


「ふふっ馬鹿なこと言うな。サクラを忘れるとか世界が終るぐらいあり得ないよ」


 サクラを抱きしめてお返しのキスだ。



「ぐぬぬ……またサクラに先を越された……」


 ユスティティアが悔しそうに唸っている。サクラはフットワークが軽いからな。


「だ、旦那様、私では不足かもしれないが、無事に帰ってくるためのアストレアのおまじないだ」


 セレスティーナが額と両頬にキスをしてくれた。 


「ふふっ、旦那さま、私の分と合わせれば効果抜群だぞ」


 ユスティティアも同じようにおまじないをしてくれた。


「ありがとう2人とも。これなら死んでも復活できそうだよ」


 冗談ではなく本当にそう思う。


「む~、私もおまじないしてあげます!!」


 サクラのおまじない追加入りました。もはや怖いものなど何も無い。


「ああ!? ずるいぞサクラ。旦那様、私たちもサクラと同じものを希望するぞ」


 もちろん異存などあろうはずもない。2人を抱きしめてキスをする。




「じゃあ、名残惜しいけど、そろそろ魔人帝国に戻るよ。みんなによろしく伝えておいてくれ」



『ちょっと待ちなさい!』


「「「そ、ソフィア?」」」


 突然ドアを破壊して部屋に入ってきたのはソフィアだが、どこか様子がおかしい。


「ソフィア? どうしたんだ?」


『……カケルくん、必ず神殿に来なさい。いいわね』


 それだけ言って崩れ落ちるソフィア。慌てて抱きとめる。


(今の口調……イリゼ様か? 神殿に来いって何かあったのかな?)


 とりあえず、先に神殿に寄った方が良さそうだな。


 ちょうど確認したいこともあったし。




 魔人帝国に戻る前に神殿に寄ることにした。


 セントレアの神殿は大陸でも最大規模を誇っていて、世界中から信者たちが聖地巡礼にやってくる。


 女神様の加護のおかげか、あれほどの災厄の後でも、傷一つ無いのがすごい。


 雰囲気はパルテノン神殿と、日本の神社を融合したような不思議空間で、水で手を清めてから、女神像の前の箱にお賽銭を入れるシステムだ。


 神殿としての機能もすっかり復興していて、今も神官たちがせわしなく動き回っている。


 俺がいるとわかると気を遣わせてしまうので、気配遮断と暗黒魔法を使ってこっそり女神像がある本殿に向かう。



「イリゼ様、来ましたよ――――」


 言い終わらないうちに、周りはすでにいつもの白い部屋に変わっていた。



『いらっしゃい、カケルくん。逢いたかったわ』

 

 いきなり俺の胸に飛び込んでくるイリゼ様。えっ、俺こんな可愛いイリゼ様知らないよ?


『もうっ、カケルくん全然来てくれないんだから!』


 頭をスリスリしてからの上目使い……神級の破壊力だ。


「すいません、2日に1回は来ていると思うのですが……」


『それじゃ全然足りないわよ。本当は1日3回来て欲しいところだけれど……』

 

 いや、多くないですか!? 俺はイリゼ様の御飯なんだろうか?



「でもイリゼ様、お忙しいんじゃ?」


『まあね、でもカケルくんに逢うより大事な事なんて無いから大丈夫よ!』


 すごーく嬉しいんですけど、世界が心配になるので全然大丈夫じゃないです!?


「あ、そうだ! イリゼ様、ありすとひめかの件、ありがとうございました」


『さ、さあ……何のことかしら? 御礼ならミコちんに言いなさい。私は頼まれただけだし……』


「それでもです! 俺はそんな優しいイリゼ様が大好きですよ」


『ふぇっ!? ま、まあ、私もあの2人を気に入ったから、ちょっとだけね……』


 顔を赤くして照れるイリゼ様がヤバい。


 こんな可愛い創造神がいて良いのだろうか?


『でも、せっかく二人きりなのに他の女性の話をするなんて……』 


 頬を膨らませる女神様があざとい、いや天然なのか? もうどっちでも良いや!


 可愛い過ぎて思わず抱きしめてしまったよ。


『んふふ……カケルくん、そのまま動かないでね? えいっ!!!』


「ガッ!?」


 イリゼ様が俺の身体から何かを引きずり出した。


『思ったより成長してたわね……やっぱりカケルくんの適性が高いのね』


 イリゼ様が掴んでいるそれは、見るもおぞましい暗黒色のうじ虫かエイリアンのようで、暫し暴れていたけど、塵になって消えた。


「い、イリゼ様……そ、それは一体?」


 俺の中にあんなおぞましいものがいたなんて正直ショックだ。そして、そのことに気付かなかったことに背筋が寒くなる。


『これはね、カケルくん……邪神の因子よ』


 

 イリゼは、先ほどまでのデレた雰囲気とは一変して真剣な表情でカケルにそう告げるのだった。




【 登場ヒロイン図鑑 】


【名 前】 ユスティティア=アストレア(女)

【種 族】 人族

【年 齢】 20

【その他】 アストレア七聖剣筆頭 重剣の二つ名をもつ 


 大国、アストレア王国第一王女。プラチナブロンドの髪にブルートパーズの瞳。妹のセレスティーナとは容姿がそっくりで、双子と間違われるほど。休暇中に災厄に巻き込まれた際、大怪我を負いシェルターに隠れていた。重力を操るユニークスキルを有し、魔剣レーヴァテインを振るう。大国アストレアの最高戦力七聖剣の筆頭であり、カケルの婚約者。一撃必殺の神の一撃は街を消し飛ばすほどの威力を持つ。カケルの事を旦那さまと呼ぶ。Cカップ



【名 前】 セレスティーナ=アストレア(女)

【種 族】 人族

【年 齢】 18

【その他】 神速の白姫の二つ名をもつ 騎士団に咲く双花とも呼ばれる


 大国、アストレア王国第二王女。プラチナブロンドの髪にブルートパーズの瞳。クロエやクラウディア同様、留学中で難を逃れた。現在、プリメーラ騎士団長として、災厄に襲われた諸国復興のために尽力している。都市プリメーラの最高戦力であるが、カケルの前では乙女な一面を見せる。クラウディアとクロエは、同じ境遇を共にする同志。意思を持つ魔剣イルシオンを使い、飛剣オートクレールという絶技に加え、複数のユニークスキルを使う。カケルの事を旦那様と呼ぶ。副官のサクラは、家臣で護衛。Cカップ



【名 前】 サクラ=オルレアン(女)

【種 族】 人族

【年 齢】 16

【その他】 騎士団に咲く双花と呼ばれる美少女 


 大国、アストレア王国オルレアン伯爵二女。漆黒の黒髪に桜色の瞳。主君であるセレスティーナの世話役兼護衛として、留学に同行していたため難を逃れた。現在、プリメーラ騎士団長副官として、災厄に襲われた諸国復興のために尽力している。異世界人の血が強く表れる先祖がえりで、植物を操る樹木魔法を使いこなす。ピンチにあらわれたカケルの事を王子様と呼ぶ。Bカップ



【名 前】 イリゼ(女)

【種 族】 神族(創造神)

【年 齢】 不詳

【その他】 美の化身


 異世界を創造した女神。親友のミコトの頼みで、カケルのことを見守るが、単なる興味以上の感情を抱いている。頼られると喜ぶ、優しい女神様。Cカップ


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i566029
(作/秋の桜子さま)
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