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彼女の詩  作者: 秋葉竹
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『ガラクタなんて言わせない』って、いうよ。

ある詩集(ガラクタなんて言わせない)に入った詩たちの、救済中です。

既読の方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。

すてて、てにいれ、てにいれ、すてる。

愛と、平和と、ニヒルな魂。

昭和ちっくなノスタルジアが、

世界の常識、ビリビリ破った。


その夜、翼さんが

ちゃんとすみれ子ちゃんに良心を

教えてあげられるのか、どうか、

その一事には、

もはや世界の人人の

真の救済への道が予言されている、


はずなのに。


すみれ子ちゃんの愛が、

世界をくるむ未来、

人類のその歴史上

最高の笑顔が人人に訪れる

黄金の時を迎える未来、

大昔からの夢だった

みんなが笑いあえるしあわせな未来が、

そこには必ず約束されている、


はずなのに。


そんな未来はみんな無視しても

それとはまるでべつの愛を?


その夜、月無き闇をさまよう

白い心の翼さんの

泣けない機械マシンへのやさしさ?


すみれ子ちゃんを見捨て、

かつていっしょに過ごした

機械人形エイコを捨てられず

ゴミの海を狂った瞳を光らせ探す

「カノジョをガラクタなんていわせない、

カノジョが私の青春だったから」


すべてを捨て去って、

人類と世界と、輝く未来を捨て去って、

ただひとつの機械人形如きに愛を捧げるのですね?

それが、貴女なのですね、翼さん?


お読みくださりありがとうございます。

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