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8/11

8.こんにちはニーシャさん自演しましたか?(ラストバトル前編)

申し訳程度のラブコメ

 こん晩はいよいよ言い争いがクライマックスに迫ってきた

 ここで改めて勝利条件を満たすための限られたルールを反芻する



 俺はこのボディの本来の正統な持ち主サファエア・ケルウィンケの代わりにかけられた冤罪をふっしょくするためにウソの晒し行為しだしたヒキョウ者のニーシャ・チートリアに虚偽告訴だったと自白させれば俺の勝ち

 しかし俺は冤罪なのだが「証拠はありまあす」というニーシャのガセ情報で俺の印象がわるくなってる

 このままではサファエアの評価が悪徳令嬢でマッハに噂される

 だから残念がはっきり言ってタイムアップは俺の負けだけど俺の活動限界強制タイムアップを告げる時間は正確に分からない不具合。

 ただしダイレクトアタックとか魔法でトドメさして勝つのは駄目。

 そうすると俺がここまで頑張ってきた「冤罪だ」という主張は実は冤罪じゃなくて事実だから口止めにトドメさした疑いに悪評は消えないでしょう。

 それだと意味ないからもしやるなら自白させたあともまだ許せないときだろうな




 反芻が終わるころにはようやくケラケラおさまった黒髪の黒幕が息を整えていた。


「ふぅ……あー苦しかった……

 いくらアドリブイベだからってはっちゃけすぎでしょ……」


 ニーシャはぼそりと呟いてたが俺以外誰も聞いてなかった

  程なくすごく落ち着いたニーシャはようやく俺と面と向き合って

 

「サファエアさんしつれいしました」


 とか頭も下げずに棒読みでいうから


「なんが笑えたかしらんがもうおなかの心配はいらないと思うぞ

 お前はこれから笑えない目に合うんだからな」


 ときつく言っといた。

 ニーシャはむかつくことに鼻で笑ってまた似合わない語りのキャラに演技しだした。


「えぇ、なんの話でしたか……

 その名誉既存で訴えると言う話ですが

 私、考えたのですが、

 川流れの理論にそって考えれば無効ということになるのでは?」


 言いつつ腕組んでピッと指たてニーシャは自論の展開しはじめた


「あなたは私に名誉を傷つけられたといいますが

 しかし私はあなたが陰では名誉などない悪徳令嬢だと見抜いています。

 双方の主張に食い違いがあり、

 客観性がなければ主張は相殺される、

 という認識でさきほどから話をしていたでしょう?

 そして私はあなたにはない証拠を持っていて、日を改めて話をしましょうと言っています。

 まだこの場でなにか話す必要がありますか? いいえ、ありません」


 なんか会話する気ないみたいな論説にカチンときたから


「は? 俺に証拠がないってお前が決めるなよ

 客観的な第三者の立場から見ても明瞭に明白な客観性があるだろうが」


 と正論言ってやったらカウンターなんて考えてもなかったのかニーシャはぽかんとしていた。

 これだけ晒しといて自分の正当性中心に考えてるという告白だから

 晒し行為しても血も涙もなくなんとも思ってないということだろ……

 もう切れた

 本気を出す

 謝っても遅い


「大勢の目の前でサファエアを恥かしめたのは立派な犯罪行為だろ

 しかも取りまき煽ったのはニーシャだから主犯はお前ということになる」


「だからそれは「事前に晒されるとわかっていれば反抗も出来ますが

わからない場合手の打ち様が遅れるんですわ?」


「はあ? ちょっ「だいたいがだなサファエアの方がラヴァンス好きなんだから横からとるなよなこのどろぼう」


「いやさっき婚約破「人のものをとるのは泥棒の罪だからこれも罪状の一つになるだろ

ほらみたことかまたしてもニーシャの犯罪行為が露呈してしまった立会人は確保してるから言い逃れはできない」


「それはあんたが「露骨に我々のラヴァンスを狙って奪っていくいやらしい女それがニーシャ」


「いやらし「そもそも四人もの同時に相手する感性に寒気すらする始末」


「あー! もお! うっさいわね! 喋らせなさいよ!

 あんた逆ハー馬鹿にする気! いいじゃない! 好きなんだから!」


 俺は思い付くまま怒濤に迫りニーシャの発言をキャンセルしてると五回くらいしてたら被った化け猫の術が剥がれたみたいにまた口調と性格が変わった。

 だからといって俺の責めてはとどまることを知らない。


「ていうかニーシャはラヴァンスのどのへんが好きなわけ?

 貴族で顔がよかったら誰がどれだけいてもいいのかよ」


「なんであんたにそんなこと言わないといけないわけ?」


「とてもとても重要のことだろうが

 お前がラヴァンス狙ってるからこんなフザけた自演したとしか思えないんだが

 ラヴァンスじゃいなくていいならこんな事件はなかった」


「ちょっと待ってよ

 さっきもいいかけてたけど、あんたラヴァンスと婚約破棄する! とか言ってたじゃない

 なんでそんなにラヴァンスのこと気にしてるのよ?」


「馬鹿がそれはお前からコントロールとりかえすショック療法に決まっているだろうが

 サファエアは今日までラヴァンスを嫌いだなったことはいままでに一度もない」


 俺が思うにひょろっとしたところはピシッと直して他所の女に目移りしないでかつ定期的な愛の囁きを献上するぐらいの気概はないとサファエアとの復縁は認めれないけどな。

 まあこれは心の奥底側からの意見だけど?


「どのへんが好きかって質問には答えられませんか? 強欲者は氏ね

 そうするとニーシャは地位と権力にちやほやされるのが好きなだけで別に誰も個としての好きじゃないことになるなー」


「そんなことないし!

 ちょっと待ってよ、今考えてるから」


 ニーシャはどんどん顔真っ赤にして口の回転が追い付いてないのかひよわな回答ばかり

 前もった考えじゃないと口に速さとスピードとパワーのバランスがとれていない

 っぽいのが透けて見えた


「考えなきゃ言えない時点で相手にならないことは証明されたな

 本当に好きな時は考えて答えたりしないからな

 考え込むくらいなら先に口に出すだろうな」


「うっさい馬鹿!

 イケメンだし声優も良いしシチュも好きだし

 っていうか『わらしべプリンセスプロジェクト』は無印から3まで全部好きなの!」


 ふーん、あっそう。と俺は笑って答える。

 入学から今日までなかった卒業の日にようやくニーシャの本音を聞いた気がしたんだが

 考える前に口を先に出させる

 挑発にお前は 乗  っ  て  し  ま  っ  た  な  !


 

 ここまで多数の閲覧、ブクマ登録、感想をありがとうございます

 本編終了後のあとがきをもって返信代わりにしたいと思います。

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