表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/25

本当に世界が変わるとは聞いてない

初めての作品なので,おかしな点やアドバイスなどいただけましたら幸いです


描写が難しいですね,コツなどもありましたら教えて下さい。


「桐谷君……」


「美香こんな時ぐらい勇人って下の名前で呼んでくれよ」


「は、勇人君……」


「好きだよ美香」


 俺は美香と口付けを交わす、次第に身体中が火照ってき、自然と舌も激しくなる。


「美香、俺もう……」


「うん……いいよ」


 自分の身体で1番火照っているモノを彼女に近づける、前戯を忘れてたが俺の熱くなったモノは抑えきれない。

 お互い初めてだし今日はもういいよな、と勝手に自分で自分に言い訳をしながらゆっくりと近づける。


「ハァハァ」


 もう自分の呼吸も上手く出来ない、荒々しく運動の後のように心臓が脈打つ。

 俺は彼女を覆いかぶさる様に抱き寄せた。

 抱き寄せ強く眼を瞑り、


「好きだよ」


 そう一言溢し、いざ彼女と交わそうと抱き寄せた瞬間、彼女がスッと軽くなるような錯覚を感じる。

 むしろ消えて無くなったような感覚だ。

 不思議に思ってゆっくりと眼を開ける。


「え!? どうゆうこと??」


 視界の先には、真っ赤に拡がる絨毯。

 確かに俺は自分の家で美香といたはずだ、この日のためにベットもシーツも買って来たんだ、清潔感が溢れ出てる真っ白いやつを、こんな真っ赤じゃなかったはず……


そういえば、女の子の初めては血が出るって聞いたことあるな、それかな?

自分にそういい聞かせて顔を上げ、辺りを見渡す。


「そんなわけ無いですよねぇー…………」


 目に入って来たのは、先ほどと同じ真っ赤な絨毯が敷き詰められた大きなホールだった。

 何処かの学校の体育館か?っと一瞬トリップしてしまった。


「そういえば、童貞卒業したら世界が変わるって先輩が言ってたな……本当世界が変わったみたいだハハ……」


 四つん這いの状態のまま、俺は頭を動かす。

 そもそも俺は童貞卒業したのか? まだあれじゃ卒業では無いだろう。

 車の免許で言えば仮免ぐらいだろう、あのまま交わっていれば教習所卒業で、最後までいったら初めて卒業だろう。


「何か馬鹿こと考えてたら落ち着いたな」


 ここで大事なことを見落としていた。

 美香は何処だ、辺りを見渡すが美香らしい人物は見当たらない。


「美香っ! いるか? 美香!!」


 呼びかけるが返事が無い、美香は何処だ、と言うよりここは何処だ?

 冷静に自分が置かれた状況を考える。


「まさか本当に違う世界に…ハハまさかな……」


 さっきまでと違う感じで心臓が脈打ち始める。

 静まり返った部屋の中で自分の心音のみが聞こえる。













「戻れ! 戻れ! もどれ、もどぉれぇ、もぉおおおどおおおおれえええええええええ!!!!」


 俺は叫びながら一心不乱に腰を振り続ける。



「お主は何をやっておるのじゃ…」


 絶句とはこういうことを言うのだろう、そう表したくなる顔で少女がこちらを見ていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ