66話 …決勝戦――VS【魔法剣士】(2)
お久しぶりです。生きてますよ~
投稿のため久方ぶりにマイページを覗いたら感想やコメントが増えていまして、「こんな有り難い読者の方がいるのに自分ときたら何をやってるんだ」と自己嫌悪に陥りました……。
この場を借りてお礼致します。本当にありがとうございます!!!!
実は65話の終わりを数行付け足しました。
よろしければそちらからご覧くださいませ~
(虎穴に入らずんば、とはよく言ったものだね……)
フラウが受けたのはこの獅子の正体を明らかにしろという命だが、ここ数日の報告を受けた時点でギルドの方針はある程度決まっていた。問題は、不用意に尾を踏もうものなら一瞬で敵に回しかねないこの静かな猛虎の手綱を、どう握れば良いかだった。
否、手綱という表現には語弊があるかもしれない。ギルドからは「できるだけ人類に有益となる形で話をつけろ」とだけ言われている。
(難しいことをあっさり言ってくれるよ、あの狸どもは)
完全格上の相手にどこまでできるか。同行している少女に随分執心しているらしいことを知り、自らの名前とクオリとの関係を利用し彼女に近付いたが、どうも雰囲気を見るに彼女は奴の弱点というより逆鱗に近い。
やっかいなのは、少女自身奴に傾倒しているように見えることだ。今朝方伝えた話も、奴に流れている可能性は非常に高い。
(まあ、今更あの程度の情報を得たからといって、奴らが感情を抑えるなんてことにはならないだろう)
まずは一撃でもいい。相手が先に手さえ出せばこちらの正当防衛(大義名分)は成り立つ。それを誘うための布石には、手応えを感じていた。
(この3日間で充分神経は逆撫でした。実際朝はかなり頭に来ていたようだし、そろそろブチ切れてもおかしくないはず……)
瞬きすら忘れ、息を潜めて全神経を集中させた。冷静に、次に敵が取るだろう行動をパターン化し予測していく。
(僕達が正体を察していることも伝え、もう隠す必要も無い。となれば、まず目障りな僕を真っ先に殺してから逃げるか―――それとも、1発本気の極大魔法をこの狭い競技場でぶちかますか。クオリ達のことは気に入っていたようだし、彼女達を攫っていくことも考えられる……)
「……俺が何者、ねえ」
緊張を高めるフラウと対照的に、アシュレイは気負ったところも見せず困ったように頬を一掻きした。常人が動けるはずもない状況下での“普通”の仕草に、フラウが益々表情を険しくする。
「齢は22、種族は人間、職業はFランクの冒険者で、今はユーゼリア=シャンヴリルの用心棒もやっている。お前がご執心のクオリとは同じパーティの仲間、といった関係で―――」
「―――だから!」
貼り付けていた微笑を、フラウが初めて崩した。
「君の捏造した情報には何の意味も無いんだよ。こちらが君の情報を粗方掴んでいることは、既にカメリア様からも聞いただろう? ……もういい、分かっていることを確認するのはやめよう。こちらが知りたいのは、君がどんな手段でかの“青い森”に現れたのかと、|大陸«ここ»に留まる真の理由―――目的だ」
カメリア、と耳慣れぬ名前に一瞬首を傾げかけてから、朝会ったばかりの金髪のSランカーのことかと合点が行く。【竜騎士】カメリア=シルヴィオス。彼女といいフラウといい、アシュレイを追う包囲網の実働隊に希少なSランカーやAランカーをふんだんに使うとは、随分と大掛かりな調査のようだ。
しかし、真のと言われても、正直なところ目的もなくこの世界をうろちょろしているのだから、弁明のしようもない。アシュレイはまた眉を下げた。
(弱ったな、これは。何を言っても火に油のようだ)
だが、このまま手をこまねいていても状況は変わらないどころか、むしろどんどん悪くなっていくだろう。人は自分の都合の良いように考えがちだ。そういったことに疎いアシュレイでも分かった。
「……目的なんて無いんだが…」
迷った末にぽつりと本音を言うも、フラウは眼差しを弱めることなく、また構えも解くことは無かった。
どうせ信じられていないのなら、わざわざ馬鹿真面目に質問に答えてやることもないだろう。そう思い至ると、アシュレイは剣を鞘へ収めリラックスした。
「つまり、あれだろう。お前らは得体の知れない危険な力を持っている俺が、この大陸に居ることが怖くて仕方ないんだろう? だから、殺すか、説得して大陸から追い出すか、いずれにせよこの大陸から消えてもらいたい。だが、前者は俺の力が未知数である上に、完全な敵対関係を取ると万が一処分できなかった際の後の被害や怨恨につながりかねない。接触を試みたお前の判断で、先に被害の少ない後者を実行してきた。―――違うか?」
「……仮にそうだとして、君は大人しくレーゼに帰ってくれるのかな」
魔獣以上のナニカ、に加え、魔の領域であるレーゼ島の名を出され、完全にこちらの素性は知られたと察する。重い鎖を巻かれたような両腕を眺め、どうしたものかと天を仰いだ。
フラウの言葉は続いた。
「今の話にはひとつ訂正がある。僕達に課された任務は、君を殺すか、島へお帰り頂くか、もうひとつの選択肢として君に『人類に絶対的な味方であると証明させる』というものがある。―――お前の同族の首を差し出せ。そうすれば認めてやる、とのことだ」
「同族同士殺し合い、死ねば御の字、首を持って帰ってきてもそれまでの間に対抗策を練る、といったところか。いや、島内で内乱が起きる可能性も見越しているか。そうしたら魔人同士で勝手に潰し合い、大陸がレーゼの影に怯えることもなくなる。どっちにしろ、ギルドも随分面倒なことを要求してくるもんだ」
「……君のいう『特に目的なんてない』という言葉が真実そうであるなら、どうか島へ帰ってもらえないかな。面倒を押してまでわざわざ大陸に留まる理由なんてないだろう? 君と会うまでは強硬手段しか考えてなかったけど、今ならこの方法が一番現実味があると思っている。君がただの暴君ではないのはここ数日で分かった。だからこそ、あるべき場所へ帰ってほしいだけなんだよ。お互いそれが1番穏便に済ませられる」
「まあ、そりゃ間違い無いんだがな……」
青年の言うことも理解出来た。元来人間は臆病であるということは、昔から変わらない。異分子を過剰な程に否定し拒絶するか、崇拝し祭り上げるかのどちらかだ。どちらにせよ、数で個を圧倒し押し潰す。
魔人の住まうレーゼ島には既にアシュレイの帰る場所がないことも、かと言って大陸内に行く宛はないことも、このエルフの青年には知ったことではないだろう。
宙ぶらりんの存在。人には過ぎた力を持つが、遣い魔としての力量には劣る。人にも魔にもなれず、今や帰る家も進む目的もないアシュレイには、ユーゼリアと歩むこの旅が、ぬるま湯に浸かったように心地よく感じていたのだが。
(違う)
行く宛が無いからここに居るのではない。
(俺は、自分の意思で大陸に残ることを決めたんだ)
一昨日の夜に会った、ノーアの現在の使い魔を思い出す。自分を認めないと吐き捨てて飛び去っていったあの大カラスは、もともと主人からアシュレイを連れ戻してくるように言伝られてきたのではなかったか。あの日も、自分はユーゼリアを、クオリを選び、その話を断った。それは、彼女達の隣が心地よかったからだ。
その選択の始まりは、煉瓦街ポルスまで遡る。
黙り込んだアシュレイを訝しげに待つフラウをよそに、選択に至るまでの自分の気持ちを辿っていった。
(なぜ俺はあの娘に手を貸したんだった?)
『だめよ。アッシュ、逃げなさい!』
出会ったばかりのあの日、彼が彼女と共に行くと決めたあの夜。追っ手に囲まれた窮地の少女の声が脳裏によぎった。逃げろと言いながらあの声は、あの表情は確かにアシュレイに助けを求めていて。
ユーゼリアに必要とされていることが、嬉しかったのだ。
(ああ、そうか)
すとんと、自分の中で何かが胸に落ちた。
(俺は必要とされたいんだ)
「フラウ・クレイオ・エウテルペ。人間と魔の者の違いはなんだと思う?」
「藪から棒に、なんだい? そんなの、身体の構成から何から、何一つ同じなところなんて無いだろう。根本的に、君は僕達と次元が違うところに居る」
いい加減、微動だにしない(そればかりかアシュレイに至っては納刀してしまった)2人に、観客席がざわつき始める。視界の端で、関係者と見られる人影があちらこちらへ走っているのを察知した。
「俺は、その中でも少しそちら側に近しいモノでな。だから分かるんだが……人には、魔の者には無いあるモノを持っている。それが、俺達を石の大樹たらしめ、お前達を梓の若枝たらしめたんだろうな」
「……なんのことだい?」
「俺は枝から生まれたが、石として生きてきた。そして今は、幼木を支える根になりたいと願う一掬いの砂利だ」
言葉にすることで、ふらふらしていた軸がしっかりした。もうこの青年が誰に似ていようと、どんなことを言おうと、自分は迷わない。そう強く確信した。
「よく分からないけれども……交渉は決裂、かな?」
「放っておいてくれれば、何もしないと言っているつもりだが」
「さて、それは上がどう結論を出すかだね。僕は与えられた任務をこなすだけだから」
残念だけど、プランAは失敗ってとこかな。
そう続けたフラウは汗ばんだ手を服で拭うと、双剣に再び魔力を走らせた。視線を一瞬横へ走らせ、構える。視界の外だが、恐らく仲間への何らかのサインなのだろうとは容易に察しがついた。
アシュレイも再び抜刀し、正眼に構えた。挑戦的に口角を吊り上げ、今までのお返しとばかりに挑発する。
「……プランBは当初の予定通り、力尽く、か? お前一人で俺に勝てるとでも?」
「……あながち間違いじゃない。とりあえず今はこの試合を終わらせないといけないからね」
なりふり構わずチーム全員で斬りかかってくるかと思ったが、あくまで戦うのはこの青年1人らしい。S級も交えた構成なら、毒の刃の一撃でも入れることくらいなら出来たのではと思うが、ギルドとしてはあまり大事にしたくないということだろうか。
「正直、現在の人類にとって魔人は文献の存在でね、こんなチャンスは中々ない。自分の実力がどこまで通用するのか、試させてほしい。
【我請う。熱波渦纏う猛き者の稚児よ、我が刃に依りて金烏の息吹を授けよ】」
「呆れた。もう少し冷静な男だと思っていたが、買い被りすぎたか」
今までの探り探りの攻撃ではない、全力の一撃が振るわれる。いくつか刃を受け止め、流しながら、アシュレイは舌打ちした。
「……いや、やはりお前は嫌いだ。このホラ吹きめ。怒って見せたのは面だけか」
「ほらほら、口より手を動かしなよ!」
属性付与された双剣は、先程と違い見た目には硬質な鋼色の剣のままだった。よくよく目を凝らせば、ゆらりと陽炎が立ち上る炎の剣、僅かに白く揺らめく氷結の剣と分かるものの、そんなもの激しい斬り合いの中で判別がつくはずも無い。
殊に厄介なのは、熱気も冷気も、その魔力を斬り掛かる瞬間に噴き出すような仕組みにしているということだった。一瞬で間合いが半歩伸びる属性剣など聞いたこともない。
片手剣の剣速で、長剣以上の間合いを詰められること、しかもそれが二振りあるということが、面倒っぷりに拍車をかける。
さらに、ダメ押しとばかり一挙一動に風の精霊の後押し付きである。それこそ目にも止まらぬ速さで繰り出される連撃は、並の剣士では歯も立つまい。
さしものアシュレイも、これには手を抜いていられなかった。
面倒なのは剣戟だけではない。
「【降り注げ鋭き氷柱】!」
アシュレイが思わず飛びずさった、その一瞬で大魔法を繰り出してくるタチの悪さといったら! なるほどこれがAランカーの実力か、と感心してしまうほどだった。
とはいえ、やりようはいくらでもある。間隙なく降り注ぐ氷柱は脅威だが、同時にフラウからの追撃を防ぐ盾でもあるのだ。
あくまでフラウに意識は置いたまま、アシュレイは氷柱の僅かな隙間と言えぬほどの隙間をかいくぐり、その効果範囲内をあろうことか無傷で抜け出した―――
「お返しだ」
―――だけではない。
ガンッ、と鉄を叩いたような音とともに、氷柱が弾丸の速さでフラウの耳を掠った。その背の後ろから、悲鳴と氷柱が砕ける音が聞こえる。
対魔法障壁が無ければ観客の何人かは完全に死んでいただろう、迷いのない一撃だった。
「……今の、僕の見間違いじゃなければ、蹴ったように見えたけど」
「驚いた。この氷柱、中々の出来だぞ。蹴っても簡単に壊れないとはな、見直した」
「……この馬鹿力が……」
若干引き気味のエルフを尻目に、足元の氷に視線を移す。いずれも直径は1mほど、長さはその倍近くある。魔力を色濃く留めている氷柱は、石舞台に刺さっても砕けず、溶けず、並の氷よりたいそう頑丈だった。発動後時間を置いてもこうして形を保っていられる魔法を操るのは、質のいい魔導士の証拠だった。
「腐ってもエルフだな、良い魔力を持っている。惜しむらくは絶対量が少ないことか」
「……言っとくけど、クオリの魔力量がやたら多いのであって、僕は至って普通だから!」
ムカッと明らかに怒った顔で主張するや、再び蝶の軽やかさで飛びかかる。
一撃の威力や間合いの伸縮もさることながら、問題はこの氷と炎の属性の使い方だ。受け止めた刃先から剣が白く凍り付いていく様を見たアシュレイは、舌打ちを禁じ得なかった。フラウの腹を蹴り飛ばそうとするも、その足は空を切る。
「さっきのを見た後だと尚更、君の蹴り技の怖さを感じるよ」
ひらりと木の葉のようにすり抜けた金髪の美丈夫は、再び呪文の詠唱を始めた。
「【氷の乙女】
【銀竹逆巻き彼の身を戒めよ】」
「チィッ!」
前方からは心の臓まで凍らせる冷気の波が、後方からは足を貫く氷柱の波が、挟み込むようにして襲いかかる。
くるりと宙返りで後ろに大きく跳んだアシュレイは、あろうことかそのまま氷柱の横っ面を力いっぱい蹴り飛ばした。反動で更に後ろへ下がり氷柱の床は突破するも、眼前に迫る冷気からは逃げられない。
刺すような冷たさを感じる程切迫しても、アシュレイは眉ひとつ動かさなかった。剣を握っていない左手を掲げる。
「―――……」
一瞬なにかを口ごもるが、それは言葉になる前に舌打ちに変わった。
「……魔法は使わないと決めたのだったな」
我ながら面倒な誓いを立ててしまった、と半刻前の自分に悪態を付きながら剣を構えるや、一気に力を溜め地面に向けて強烈な一撃を放った。
ドン!!!
白刃は残像すら残しながら石舞台へ直撃し、壮絶な音と共に爆風を巻き起こす。
固唾を飲んで見守っていた観客席が、どよめいた。
巨大な岩を組み合わせてできていた石舞台が、畳のようにめくれあがっていたのだった。分厚いそれは猛烈な冷渦を防ぐに容易く、石の表面を薄く風化させる程の威力も叶わぬ盾となっていた。
「俺に魔法を使わせかけたお前に、褒美としてひとつ、解いてやろう」
未だ留まる冷気を振り払い、岩陰にアシュレイが佇む。
拡声器を残らず破壊された石舞台でその言葉を受け取ったのは、対峙するフラウただひとりであった。
「受け取っておけ、先人からのアドバイスだ。……あまり大規模な魔法を使うと、それ自体が自らを阻む枷となり、獲物を仕留め損なう。それから……」
次の瞬間、ふわりとアシュレイの姿が影にとけた。
「お前が獲物に相対したとき、お前もまた相手にとって“獲物”であるということ、忘れるなよ」
正直、フラウには何が起きたのか全く見切れなかった。
ただ、突然空気を奪われた。
虚空から声が響くや、瞬間移動でもしたように眼前に突如現れたアシュレイの右手が、躊躇なくフラウの首にかかっていたのだと分かったのは、地面に叩き付けられてからだった。
「―――ガッ!!?」
首の骨が折れないのが不思議というような力で圧迫される。
驚きに見開かれるエルフの碧眼に、すっと口の端を上げた“人間”の顔が映った気がした。無音の世界の中、強大な何かの鉤爪が、今、フラウの首にかかっているような錯覚。
死を覚悟したとき、拘束が不意に外された。
「ガハッ! ゲホッ、ゴホッ」
キーン…と耳鳴りと共に忘れ去られていた聴覚が戻ってくる。同時に、誰かの勝利を叫ぶモナの声も聞こえてきた。
『終ーー了ーーーー!!!! 終了です!! これにて、第64回大武闘大会の勝者が決しました!!
いやぁ今年は大波乱でしたねぇ!! 私、この司会任されてもう6回目ですけど、こんなに舞台の修繕費かかりそうな破損の仕方は初めて見ました!!』
数分にも思えた時間だったが、首に手をかけられていたのはほんの数瞬だったらしい。
咳き込むフラウの前で、介抱するでもなく、手を差し伸べるでもないアシュレイは、つまらなさそうに剣を眺めている。
生理的な涙に滲む視界でその姿を確認し、フラウは敗北の中で唯一作戦が成功したことを知った。
冷気と熱気を交互不規則に受け止め続けた長剣の刃は急速に傷み、刃こぼれした状況で勝負の山場を迎えていた。そんな中一瞬で石舞台を裁断したアシュレイの長剣は、ボロボロの柄を残すのみとなり、刃は根元から完全に折れ、原型を留めていなかったのだ。
もともと岩塊に刃を突き立てるような剣で無いことももちろん、ひとつの要因だろう。
(……これが、彼の“本命”の剣を使っていたら…)
首を折るどころか、飛ばされていたのは間違いない。
とはいえ、作戦が成功しようが失敗しようが、この戦場で命を落としたのは間違いなくフラウということだ。アシュレイの圧倒的な力の前では、フラウの弄した策などあって無いに等しい。
強い違和感の残る首元をさすりながら、フラウは自らが生かされたのだと知った。
激闘の跡が残る傷だらけの石舞台を眺め、フラウはやっと立ち上がった。
「負けだ。君のアドバイス、とても勉強になったよ」
「何を言っている。その長い耳は飾りか?」
「は?」
珍しく素直に手を差し出したフラウを一瞥し、相変わらずぷらぷらとやる気無さげに剣をもてあそびながら、アシュレイは控え室へと戻っていく。人を食ったような笑みは、無音の空間で見たものとは違う、「いつもの」アシュレイのものだった。
「ひとつと言いながら2つ言っていたな、アドバイス。まあ、いいか。2つ目は優勝祝いだ。おめでとう、フラウ”さん”」
『アシュレイ=ナヴュラ選手、武器破損により戦闘継続不能とし、勝者はフラウ・クレイオ・エウテルペ選手です!!!』
「……はあ?」
ただひとり、呆然と舞台に取り残される優勝者を残し、こうして第64回大武闘大会は閉幕したのだった。
就活が終わりました(結構前に)。
だからどんどん書けるぞ~書くぞ~!!と、思った、の、です、が!
難しい(´×ω×`)
書きたいんだけど結局画面を睨みつけて終了してしまう日々を送っております。ご挨拶が遅れました、jonahでございます。
てか初投稿2013年なのにもう2018だよ?お前やる気あんの?と罵られてもおかしくないこの小説、先が長いです。
でも書くぞ! 細く長く!
絹糸のように細くとも!!泣