なんこれ。5
次に目が覚めると朝だった。
時計を見るともう11時を過ぎている。
そして何だか体がそわそわしてさむい
俺は少し震えながら台所に向かった。何か食べよう
波「あれ?そういえば…スズは?」
部屋にもいない。どこにも見当たらない
…もう帰ったのかな?
そう思って玄関を覗くと、紙の切れ端がおいてあった。
『レポートは忘れずに出すこと。阿呆波、アイドルになりたいなら勉学も励みたまえ!
昼12時になったら財布もってココに顔を出すように!親友の二人が待ってるよ。』
裏面にも何か書いてある。『ごちそうさま!』
…
波「…きいてねえ。」
時間は…あと40分だ。間に合うのか。いや、間に合わせろ!化粧は…もういい。日焼け止めだけ持っていこう
ん?ちょっと待て
俺はいつ化粧を落としたんだ。
…駄目だ、思い出せない。とにかく今は急がないと!
昨日、舞台裏で話しかけてくれた二人は
元々、俺の親友…、だったらしい。留美は小柄でずっと無表情なあの子だ。まだなんとなく、声も覚えてる。愛海は優しくて身長が高くて、…そうだ、おっぱいがデカかったアイツで間違いない。
波「腹減ったら適当に買って食おう」
善は急げだ。俺はドアを飛び出して走って目的地に向かった。フルスロットルだ。
〈40分後〉
波「ゼエゼぇ…なんとか間に合った。この場所で合ってるよな?」
愛海「あ!!ナミこっちこっち」
留美「やっと来た。」
間違いない、あの二人だ。
なんて話しかけよう、…とにかく謝らないと、それから自然に話すんだ。
波「…えっと、昨日はごめんね!もう大丈夫!」
愛海「いいよー!気にしてないから。それより体大丈夫?」
留美「今から病院いくかー?」
波「全然平気ー!!元○玉100発打てちゃうよ!!」
バカか!何いってんだ、俺は!しっかりやれ…!しっかり!
愛海「おーっ!よーし!じゃあ出発ー!」
留美「出陣じゃー!」
波「レッツゴー!」
瑠美「ドカーン!!」
波「…楽しみだね!」
…こいつが波なのか。これが波なのか、お前って誰なんだ?
波「…」
愛海「あ、そうだ!…ナミ!見てみて」
そういうと愛海は誇らしげに爪を見せてきた。
…可愛い。ハートの入ったネイルだ。キラキラしている…
留美「ルミもう1000回はみた 」
波「かわいいー!!どこでやったのー?」
愛海「え、ナミが教えてくれたあのお店だよ?」
波「へー!!私もしたいかなー!なんて…」
愛海「…」
愛海が俺の顔を伺ってきた…当たり前か。ヤバイな、怖い顔だ。とても直視できない。いや、そもそも 俺はなんでここにいるんだろう。俺は、誰なんだろう…誰と話している、今、誰になってる
留美「…ナミ、あの漫画面白かったぞ。最後のシーン、やばいな。」
波「あのシーンヤバイよねー!」
留美「…」
留美が下を向いてしまった。あ。そうか、私は今ここに居ないんだ。俺は…
愛海「…ナミ!だよね?」
…
波「私はナミだよ。篠崎波、私は…」
愛海「えっと違うの。そうじゃなくて、ごめん…変なこと聞いて。」
留美「今日もナミっぽくないよなー」
やっぱり、親友なんだな。すぐバレるんだ…。
どう切り抜ける?話題を逸らすか、また走るか?でも結局、説明するしかないんだよな。だって、この逃げ道も多分、行き止まりだもんな。
波「記憶がね、なくなってるの。」
青髪の可愛い男の子に転生する。見た目は完全に女。
五人のアイドルユニットだったが、記憶喪失な上に男である事を隠すため葛藤する。
篠崎波はため息をしない性格、口癖はなんこれ!
天海鈴は性格、大胆。口癖はもしもーし
渡瀬瑠美は性格、マイペース。小柄でいつも無表情
相生愛美は性格、温厚。高身長で頼りになるアネゴ




