なんこれ。1
気が付くと鏡の前にいた。
前に目を向けると何故か髪が青色の女が映っている。かわいい…!
これが一目惚れか、じゃねぇ「なんこれ」
女?なんで女が映ってるんだ。俺は?ここは?どういう、え?
俺が胸を触りながら戸惑っていると、不意に後ろから話しかけられた。
愛海「ナミ、大丈夫?」
留美「具合わるいのか、ナミ?」
波「…ううん、大丈夫、ごめんね。」
愛海「もうすぐライブだよ、気合い入れて」
波「…うん」
愛海「練習の通りにね。」
ライブ?練習?なんの事だ、なんの話をしている。この二人は??駄目だ、頭が混乱してきた。
愛海「ほら、時間だって!」
留美「ナミ、早く」
波「…うん、分かってる。」
どうしよう、どう説明すればいい、記憶がないって伝えればいいのか、このタイミングで?出来るのか、、冗談だろ。
そうこう悩んでいるうちに、俺はステージに立っていた。照明が点いたり消えたりしている。
波「あれ、いつの間にか五人になってる」
留美「…?」
落ち着け、考えろ、周りを混乱させるな!今は黙るんだ。とにかく合わせて、乗り切れ…!!乗り切るんだ…!くそ、なる様になりやがれ!!
結果はあまりに酷いものだった。何故かスタッフが叱られている。不思議なことに舞台の設備不良という事で話は落ち着いたらしい。よく誤魔化せたものだ。これからどうしよう。二人になんて説明しよう。
愛海「ナミ、ほんとに大丈夫?」
留美「今日のナミ、変。」
波「ごめん、ちょっと調子良くないみたい。」
舞台裏で二人に心配されつつ、これからどうするか必死に考える。…今から逃げるか、でも、どこに。
誰にも相談できず、解散になった。
俺は、床に崩れてため息をついた。
波「はー、疲れた…」
すると、物陰で気配がした。こちらの様子を伺う女性がいる。気が付かなかった。俺が見てみぬフリをすると駆け足で近付いてきた。
鈴「ねえ、あなた誰?」
波「え…誰って、ナミだけど?」
鈴「あなた、ナミじゃないでしょ?」
俺は戸惑う、バレている。
「…」
鈴「もしもーし?ねえ、名字教えて。」
波「…ごめん、あなたが何言ってるかよく分からない。」
俺は走った。走ってその女性から逃げた。その女性が見えなくなるまで全力で走った。途中思い切り転びながら近くの男子トイレに駆け込んだ。
青髪の可愛い男の子に転生する。見た目は完全に女。
五人のアイドルユニットだったが、記憶喪失な上に男である事を隠すため葛藤する。
篠崎波はため息をしない性格、口癖はなんこれ!
天海鈴は性格、大胆。口癖はもしもーし
渡瀬瑠美は性格、マイペース。小柄でいつも無表情
相生愛美は性格、温厚。高身長で頼りになるアネゴ




