え、死んだ?
読みづらいかもですが大目に見てください。
俺、朝陽無 礼夜20代、小太り、はたった今、現実世界の人間ではなかった。車に轢かれてすぐに…だったらしい。(今だから言えるけど人が乗ってなくも見えた)遠のいていく意識の中で、
「こんな感じになるんだなぁ」
なんて関心さえしていた。
そして、現在。
果てしなく、果てしなーく広い真っ白い、何故かケーキが皿にではなく地面に直置きの空間にいた。
俺は自分がおかしくなったのか?いや、夢だ夢と、おちゃらけながら自分の顔をつねった。
自分ではなかった。正しくは自分が別の人の体にいるようだった。
俺はぽっちゃりとしてるから顔に肉があるのでつねったらよく肉が掴めるのだが、全然掴めなかった。
そこで、1回落ち着いて考え直してみた。
「俺じゃないからだ、変な空間、事故にあった…その事故もなんか違和感があった…それ=異常and漫画とかラノベみてぇ=異世界転生?」
?「ごめいとーう」
「誰だっ!?」
?「誰だとはなんですか!!フィアール=ソフィア・Qという名があります!!」
「ふぃ、ふぃあ?」
「ソフィアです!!もうそれでいいです!!」
ソフィアはなんだかプリプリと怒ってしまった。
…後に知ることになるのだが転生先では、王族や貴族など偉い人たちの事を苗字から何まで最後まで言わないことは大変失礼にあたる。(この場合、ソフィアの事はフィアール=ソフィア・Qと呼ばなければならなかった。)
「ところで!私は!名乗りました!!」
「あ、嗚呼。朝陽無 礼夜だ。で?ここはどこだ?」
「…教えてもらう立場なのにそれでいいんですか?」
「ここはどこか教えてくれませんか?お嬢さん?」
「お、お嬢さん…まあ、良いでしょう教えて差し上げます。」
「ここは、」
私の魔法で作った自室です。
そう言い放った。こんなに殺風景でケーキを直置きする空間が自室…、インパクトあり過ぎて一瞬魔法って言ってたの流してたわ。
とりあえず、現状の整理のために質問を続けることにする。
「これってさ、」
「はい?」
「異世界転生してるよね、俺」
「はい。」
「じゃあ、俺本当は天国に行くはずだったってことだよな?」
「天国?まあよく知りませんがそうではないんですか?」
「今の俺の見た目は?」
「スラッとした男性、ですね」
こいつ、聞かれたら答えるけど、なんか会話を誤魔化されてる様な違和感がした。
「ソフィアだっけか、」
「はい、?」
「ちゃんと説明しろ」
「う、はい」
やっぱりかまかけたら誤魔化してやがった。
「えーと、この世界は魔物がいっぱいいまして、」
「おう」
「そのトップの魔王が強くてですね、」
「ふーん」
「倒せなくて、」
ありがちな展開来たぜこれ
「勇者様を異世界から召喚することになりまして、」
「なりまして?」
「私がその召喚を行うことになりまして」
「…うん」
「召喚なんて簡単に出来るのに精霊混じりとして色々儀式とかがあってめんどくて」
「ほう」
「使い魔に任せたら間違えて車でヒイテマシタ」
「は?」
いや、冷静に聞こうとしてたけどさ、こういうのって
“世界の歪みを正そう”としたらとか“死にかけたから助けてこっちに引き込んだ”とかもっとこう、しっかりした理由があるもんじゃないのか?
なんだその、めんどいから子供に経験として晩御飯任せてみたら、台所がなんかの事件現場みたいになって余計大変でした、テヘペロみたいなことは。
「なるほどな、俺はめんどくさいからに巻き込まれてくたばった訳だ」
「本当にすいませんすいません。ピピと共に自害しますぅう」
「ぴぴ?」
「その使い魔でしゅ」
「そんなに気にしてないから落ち着けって、な?」
「その分、なるべくこっちの世界で快適に過ごせるようにさせていただきます…」
「へぇ」
やっと、ベタ展開に戻った…
「で、その始まりに魔法を授けます」
え、やった!どんなのになんだろ?
「どんなのが良いですか?」
あ、そっちで決めてくんないんすね
「うーん、飴食ったら願いが叶うとか?」
「承知しました」
出来るんかい。だったらもっとチートなスキル言いたかったよ。なんだよ、飴食ったら願いが叶うて、まぁいいや。
「では、この空間は維持するのが大変なので1度閉じて外に出ましょう」
「ああ。」
これから俺はこいつ…ソフィアと、当分の間ともに過ごすこととなった。
勢いで書いてます。




