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救援者

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 今、リョウマにはブレスを防ぐ術がない。


「・・・やばい!」

「GYAAAAAH!」


 そしてドラゴン渾身のブレスがリョウマに降り注がれる。

 

「くそ・・・。力が足りなかったか・・・」


 リョウマの上はドラゴンの炎によって、赤く染まっている。

 そしてリョウマの第二の人生が幕を閉じる・・・はずだった。


「リョウマさま!!」


 何と地下牢からダレスが飛び出し、ドラゴンのブレスを身体全体で受け止めたのだ。

 そのおかげでリョウマに炎が到達することはなかった。


「ダレス!」

「うぉおおお!・・・今のうちに地下牢へ!」

「ありがとう・・・!」


 地下牢の巨大な扉が開かれ、アンデットたちが手をこまねいている。

 ダレスのお陰で九死に一生を得たリョウマは、地下牢へ向かって走り出した。

 しかしすぐに立ち止まる。


「リョウマさま! 早く中へ!」

「でもそしたらダレスが・・・!」

「ご安心ください。体力には自信がありますので・・・。さあ早く!」

「必ず戻って来い!」

「当り前です」


 リョウマはダレスの方を振り向くことはせず、全速力で地下牢へと向かう。

 そしてリョウマが到着したのを確認したダレスも地下牢へ向かって走り出した。


「スケルトンたち! ダレスが入った瞬間に扉を閉められるように準備をしろ!」


 スケルトンとボーンバット、そしてボーンラビットは扉を抑え、いつでも扉を閉じられるように待機。

 ダレスが逃げ切れるのを待った。


「GYAAAAAH!」


 逃げられると思ったドラゴンは、再びブレスの予備動作に入る。


「ダレス! あと少しだ! 急げ!」

「はい!」


 そしてついにダレスが地下牢の中へと入った。


「みんな、扉を閉めろ!!」


 リョウマの掛け声に合わせて扉を閉める。

 重い扉の為、すぐには閉まらない。


そのとき、力を溜めていたドラゴンが炎のブレスを放つ。


「GYAAAAH!」

「閉まれぇ!」


 ・・・バタン。


 リョウマたちは何とか扉を閉めることに成功。

 ドラゴンのブレスも防ぐことが出来たのだった。


読んでいただきありがとうございます!

★★★★★をつけていただけると、とても嬉しいです!

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