第5話:海を渡って
( ^〜^)「うーっす!」
( ・∀・)「一、二、一、二!」
( ^ω^)(なんだおこの体育会系のノリ・・・ストレスで死にそうだお・・・)
( ^〜^)「VIPまで!がんば!る!」
( ・∀・)「背泳ぎ!バタフライ!クロール!」
( ^ω^)「普通に平泳ぎでいいお。」
( ^〜^)「平泳ぎができない私を馬鹿にしたな!」
( ^ω^)「ご、ごめんお・・・」
二時間ほど泳いだ。三人はもうへとへとである。
( ・∀・)「た、楽しいことでも、やりすぎると、体によくないかもね・・・」
( ^〜^)「もうだめだ、泳げない」
( ^ω^)「陸地が見えるお!頑張るお!」
( ^〜^)「一、二、一、二・・・」
( ・∀・)「三、四、三、四・・・」
( ^ω^)「ついたお!」
( ^〜^)「な、なんだこのザマは・・・」
( ^ω^)「VIPが・・・焼け野原・・・だお・・・」
( ・∀・)「嘘だろ?あのVIPが・・・ってことは、愛しのI大学ももしかして・・・」
( ^ω^)「もうだめかもしれないお」
( ^〜^)「2ちゃんねる界はもう終わりだ・・・」
( ^ω^)「待てお!2ちゃんねる界の中心は、確かにVIPだけれど、VIPが消えたからといって、2ちゃんねる界が破滅するわけではないお!VIPとの貿易が盛んな国も、殆どないし・・・」
( ・∀・)「まだパワプロとν速が残っている・・・あの二国だけでも、大丈夫なはず・・・」
( ^ω^)「いいや!VIPは、必ず漏れたちで復興する!」
( ^〜^)「え、さっき、VIPが無くなっても大丈夫だって・・・復興しなくていいんじゃないの?」
( ^ω^)「復興して損することはないお。だからするお。」
( ^〜^)「こんなお金のない三人で、そんなことが・・・」
( ^ω^)「いいや、VIPの生き残り全員で力を合わせるお!」
( ^〜^)「君にしては、いいこと言うじゃないか。」
( ^ω^)「えへへ、照れるお。それほどでもないお。」
???「生き残り発見。直ちに駆除します」
( ^ω^)「早速敵だお。ぱぱぱっと片付けちゃうお。」
( IωI)「私を片付ける?そんなこと、出来るわけがないじゃないか。笑い殺す気か。いや、それも相手の手の内・・・なるほど、さすがVIP民は手ごわい。」
( ^ω^)「さっきから何を変なこと言っているんだお。正々堂々と戦えお。」
( IωI)「私の場合、頭脳戦になるのだが・・・よいか?」
( ^ω^)「ぜえんぜんかまわないお。漏れ、むしろおつむの出来の方がいいからお。」
( IωI)「じゃあはじめる前に名前を名乗っておく。私の名前は『ノズー』だ。では、小手調べだ。次の問いに答えよ。「むねをおどらせる」の「おど」部分の漢字はどのような構成か。例:板はきへんにはんです」
( ^ω^)「あしへんに・・・ヨ二つにふるとりだお!余裕だお!」
( IωI)「ふむ・・・やはりこれくらいでは倒れぬか。では次はどうだ!縄文時代の最初と現在までを100%にした場合、縄文時代は約%?」
( ^ω^)「なかなか手ごわいお・・・えっと・・・縄文時代が約8000年で、弥生時代以降が・・・そうだお!縄文時代の始まりから現在までは約10000年だから、約80%だお!」
( IωI)「やりおるな。では次は、そこの者が答えよ。」
( ・∀・)「え、俺?俺頭悪いのに・・・」
( IωI)「かまわぬ答えよ。頭が悪いというのならば特別サービスで簡単にしてやろう。ある高校では、合格者数が180人で受験者数が560人だった。倍率は何倍?整数で上から一桁を四捨五入して答えよ。」
( ・∀・)「何が特別サービスだよ、めちゃくちゃ難しいじゃないか。」
( ^ω^)(こんなのがわからないなんて、相当馬鹿だお・・・約三倍だお・・・約三倍だお・・・お願いだから正解するお!)
( ・∀・)「四倍くらいかなあ?わかんねえよ。」
( ・∀・)「わかった、五倍だ!」
( ^ω^)(あちゃー・・・)
( IωI)「ブッブー、残念でした。」
( ・∀・)「ええ、なんでえ?なんでえ?」
( IωI)「だって答えは、三倍だもの。560割る180をすると、3.111・・・となる。」
( ・∀・)「ええ、別にいいじゃん。」
( IωI)「よくない!答えからずれすぎだ。」
( ・∀・)「っつっても俺数学の授業なんて殆ど聞いていないしな・・・体育以外の授業をやった覚えないぜ」
( IωI)「なるほど、それなら仕方がない。ジ・エンドだ」
ノズーの目からビームが発射され、モララーに当たる。
( ・∀・)「ぎゃああ!冒険を始めて早速天国へ・・・」
モララーが跡形もなく消え去った。
( ^〜^)「ひえええ、怖いよお。私は頭はいいが、もし間違えたら・・・」
( IωI)「では、第二ステージと行く。第二ステージは今よりもっと難しいぞ。覚悟しておけ・・・」
ノズーが、不気味に笑った。