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プロローグ


( −ω−)「ふぁーあ。もう朝かお。」


 ここはVIP国のとあるマンションの一室。就職活動中のブーンは、今日も朝寝坊をした。


( ^ω^)「ニートって暇だお。早く働きたいお。」


( ^ω^)「あー、まだ眠たいお。もう一回寝ちゃうお。」


 こうしてブーンは二度寝をしはじめた。


( ^ω^)「グーッ。グーッ。」



 ブーンが目覚めると、そこの光景は先ほどのものと全く違っていた。


( ^ω^)「おおっ?!なんだここは?!」


 そこへ、マントをつけたぃょぅらしき人物がドアを開けて入ってきた。


( ゜ω゜)「ぉぉ!ゅぅしゃさまがぉめざめになったょぅ!」


( ^ω^)「なんだお前は・・・ただのぃょぅかお。何言ってんだお。」


( ゜ω゜)「ゅぅしゃさま。ゎたしのなまぇはぃょぅではござぃません。ゎたくしはィョゥフスキーともぅします。」

 

( ^ω^)「結局ぃょぅじゃないかお。何ふざけたこと言ってんだお。VIPには日本人名しかないお。」


( ゜ω゜)「VIP・・・?ここはVIPじゃないですぞ。」


( ^ω^)「お前正気かお。ここはVIPだお。」


( ゜ω゜)「ここがVIP・・・?ここはシベリァとぃぅなまぇの土地ですが。」


( ^ω^)「シベリア・・・ここはVIPじゃないのかぉお?!!」


( ゜ω゜)「さょぅでござぃます。ほら、外を見てみてくださぃ。」


 ィョゥフスキーが、さっとそばにあった黒色のカーテンをあけた。


( ^ω^)「おお・・・吹雪だお!」


( ゜ω゜)「見てのとぉり、ここはシベリァですよ。」


 そこで、けむくじゃらの大男が入ってきた。


( ^〜^)「おお、勇者様、お目覚めになられましたか。私の名前はフェンリルでございます。」


( ^ω^)「どっかで見たことがある顔だお。それより、勇者って誰だお?」


( ^〜^)「もちろん、貴方様のことでございます。」


( ^ω^)「も、漏れが・・・?」


( ^〜^)「あなたはこの聖なる宝玉によって映し出された、選ばれし勇者なのです。」


( ^ω^)「え・・何言ってんだお!こんな役立たずニートが勇者なわけないお!そもそも勇者っていうのは、ゲームや小説の中でしかいないんだお!何寝ぼけてんだお!家帰って糞して寝とけお!」


( ゜ω゜)「ゅぅしゃさま、そのょぅな言葉はおっっしみくださぃ。」


( ^ω^)「うっせーお!」

 

( ^〜^)「しかし勇者様、勇者がいるというのは本当なのです。実は、今、『ブンファー』というとてつもない魔力を持っている魔神が、この2ちゃんねる界を滅ぼそうとしているのです。それを阻止したく、宝玉と『予言の書』を使い、勇者様を映し出したのです。この世界をブンファーから守ることが出来るのは貴方しか居ない!」


( ^ω^)「2ちゃんねる界・・・?あれ、2ちゃんねるにシベリアなんて国あったかお?」


( ゜ω゜)「最果ての地ですから、知らなぃのも無理ありません。VIP国やパワフロ(狼)国から荒らしたちが拘留されにやってくるのです。よく、ぇんざぃもありますが・・・」


( ^ω^)「ふーんそうなのかお。でも魔神を倒すのめんどくさいお。金はくれるのかお?」


( ^〜^)「いくらでも差し上げます。」


( ^ω^)「無量大数の無量大数乗円でも?!」


( ^〜^)「もちろんでございます。」


( ^ω^)「うれしいお!」


( ^〜^)「ただし、差し上げるのは貴方様がブンファーを倒してからです。それまでは、宿屋代などの最低限しか差し上げません。」


( ^ω^)「なんだ面倒くさいお。じゃあさっさとブンファーとやらを、倒しにいくお!」


 その時、何かが破れたかのような音が、建物全体に響いた。


( ^〜^)「いけません!ブリザードが来ました!」


( ^ω^)「ブリザード?!」


( ^〜^)「荒らしの超強化版です!この建物はひとたまりもなくなるでしょう!」


( ^ω^)「それは大変だお!!!早く逃げないと・・・」


( ゜ω゜)「逃げるとぃっても・・どこへ・・・」


( ^〜^)「もう運命だと思って諦めましょう、どうか勇者様だけは助かってください!」


 フェンリルはそう言うと、そばにあった鉄のような箱にブーンを押し込めた。


( ^ω^)「こんなとこにとじこめんなお!」


( ゜ω゜)「それはブリザードから身を守るためのぼぅくぅごぅのよぅなものです!ぃまは我慢してくださぃ!」


( ^ω^)「防空壕ならおまいらも入れお!」


( ゜ω゜)「無理です、それは一人ょ・・・」


 ィョゥフスキーがそこまで言ったとき、建物が崩壊した。防空壕の中のブーンは、外で物凄い吹雪の音がするのを感じた。


( ^ω^)「うううう、あいつら大丈夫かおー!」

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