表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デッセージ!  作者: inlet
6/6

第一章 6

一ヶ月もサボってましたw

またよろしくお願いします〜

「んーまだまだね〜表現したいものはわかるようになってきたけど、これじゃまだ一つに絞りきれないわ。選ぶものを考え出すためには知識がいるのね。わかる?だからももかちゃんは辞書でも聞いてなさい。」

母さんもとい先生のデッセージ特訓が始まって2時間がたった。インターハイクラスの実力者である先生は指示が的確でとてもわかりやすい。でも厳しくもある。

「はる?これが3分で表現できなかったらお小遣い減額ね〜?」

強制的にお小遣いを賭けられたり…………

「描いてる途中に一言でも喋ったらこの座禅棒で叩いていくからねー。」

と言ってすごく叩きたそうにしていたり………

それを言う先生自身はボリボリとポテチを食べ、優雅?にコーヒーを飲んでいたりしていた。

そういえばももかはすごく静かに描いている。とても集中しているようだ。

「そろそろ腕試ししてみますかねぇ!二人とも一旦ストップ。ちょっとテレビの前に来て」

描く手を止めた僕らはテレビの前に座る。

「いくぞー」

と先生がリモコンのスイッチを押すと…

何も起きなかった。電池が入ってなかった。天然が発揮されたんだ。

「アハハ…電池入ってなかった(笑)ちょっと取ってくるねー。」

と走っていった。

「「………………」」

ももかはうちに来てからほとんど言葉を発していない。一体どうしたのだろう。母さんの前で緊張してるわけないし…

「うううーーーやああああーーーー!!」

急にももかが叫んだ。とうとう壊れました。という合図だろうか、僕の肩をもってがっくんがっくん揺すってくる。

「はーちゃん!!わたしデッセージ始めて良かった!はーちゃんのお母さんがすごい人だったのはびっくりしたけどやっぱり楽しいよ!!」

かなり満足してくれたようだ。急にデッセージを始めると言い出したときはすぐ飽きると思ったけど案外本気だったんだな。

「喜んでもらえてよかったよ。部長やゆうさくくんを驚かせるために特訓するよ?死ぬんじゃないよ?(笑)」

「はーちゃんこそ!」



あれから何時間描いていただろう。空が明るくなってきている。それに新品の鉛筆がすごく短くなっている。母さんは少し前に寝て、30分ほどで起きももかをしごいている。

ももかは…まぁ…戦っている。

眠気と…………







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ