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〜シックス〜  作者: 悠栖
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エピローグ

   

 少年はどうしても知りたい事があった。

   

    

 それを知る事は、遂にできたのだろうか。その真意を知りうるのは、彼らを理解しようと歩み寄った人達だけである。

   

 少年に教えるはずだった人物は、この世から居なくなってしまった。

   

   

 その後 彼は出会った人々に大切な事を教わった。 

     

     

 逃げない強さ。   

 信じることの希望。   

    

    

 辛いことを辛いと教えられなかった環境。辛いと思わなかった。思えなかった。

    

 そんな中で覚えた恐怖に打ち勝つ自信。

 未来を変えることが出来るのは、自分自身だけなんだと知った。

    

    

 そして、かけがえのない存在。  

     

     

「諦めないで、一緒に生きて」     

    

    

 ――僕は、確かに、彼女を愛した。 

 ――いつまでも いつまでも、空から君を見守っている。 

   

   

 何かを犠牲として憎む事も許されなかった二人。お互いを愛することで、すべての憎しみを愛に昇華したのだ。 

   

   

 それが例え信憑性のないものでも、僅かな時間でも、確かにそこには愛が存在したんだ。

   

 もう一度、あなたに会いたい。 

   

 だから今を愛する。 

   

 いつか笑って再会できるように……。

   

   

   

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