悪役令嬢あるあるその3
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(ここって異世界?え?冒険者になれる?私TUEEEE!したい!)
そう思い行動に移したのは三歳の時でしたの。
家族と色々あり、十五歳になった今では表はしっかりご令嬢。裏は高ランクの冒険者として魔物退治に勤しんでいますの。勿論、しっかり変装している為、一度も冒険中に令嬢だと気づかれた事はございません。
この物語は冒険と魔物退治が好きでRPGゲームをやりこんでいた前世持ちの令嬢の話、ですの。
十六歳、貴族令息令嬢達は学園へ通うことが義務とされており、私も例外ではありません。
学園では勉学に励むより、貴族ならではの繋がりを持つこと、婚約者との仲を深めることを優先されます。学園生活といえば、運動会や学園祭といった青春イベント盛り沢山ですものね。
因みに婚約者は五歳の時からいますわ。一度も会ったことありませんが。偶に本当に極々偶に手紙が送られてきます。内容は季節の挨拶と元気かどうかのみ!素っ気ないにも程があると思いますの。最初は家庭教師から学んだ事やマナーを褒めていただいた等子供らしい事を私は書いていました。しかし、届いた手紙には一言も内容に触れていなかったので、次第に素っ気ない手紙に素っ気ない手紙を返すように。正直書く内容を考えなくて良いので助かりました。
そういえば婚約者も同じ学園にいるはず。一応挨拶しに行くか悩みますが、止めておきましょう。顔も見たことが無い名前しか知らない婚約者を探すのは手間です。それよりも、帰り寄り道して魔物討伐のことを考えていたいですわ。
そんなこんなで婚約者との関わりが無く、魔物討伐に勤しんで早くも卒業式。中々充実した学園生活でしたわ。お友達も沢山できて、お泊まり会で恋バナをしたり、相性の良い魔物討伐のパートナーもできて満足です!
私卒業後結婚するか、それとも貴族籍を抜けて一冒険者になるか悩みますわね。お父様からあまりにも交流が無い為、婚約破棄をしても良いと言葉を貰ってますし。貴族では無くなっても高ランクの冒険者なのでお友達との縁は切らなくて済みますし。よし!婚約破棄して冒険者になりましょう!正直貴族でいるの肩がこって仕方が無かったので。
考えている最中何やら騒がしかったですが、私には関係ないでしょう。名前呼ばれた気もしましたがきっと気の所為ですわ。だって、私は中心にいた令息達と令嬢全く知りませんもの。ただ、乙女ゲームの展開と全く違う!と叫ぶ声が気がしたかもですわ。
その後、婚約破棄が成立し冒険者として魔物討伐に勤しむ充実した日々を過ごした。婚約破棄の時、婚約者の方がごねたみたい。だけど交流が無かったし、手紙も素っ気なかったし、私顔知らないしでしっかり婚約破棄成立。本当になんだったんだろう?
悪役令嬢あるある物語、令嬢が冒険好きでそもそも恋愛に発展せず乙女ゲームのシナリオ崩壊end。
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