3人の前世
俺たちはお前の前世だ。
「は?」と心の中で思う
「まずはわしからだなわしはロウ· アルフだで亜人だ、まあロウとでも呼んでくれ」
「次は俺様だな!俺様はムルセン、獣人だ、姓はないハハハ」
2人の名前はわかったがもう一人上から目線でこちらを見ていた。
「あーあの人は今分からなくてもよいぞ今わかっても意味がないからね」
「はぁー」
ちょっと意味深でよく分からないが関わらないでおくのが一番だなと思った。
「元々時間がないんだ、早くやるぞじいさん」
わかった、わかった。
「今からワシら二人でお前の丹脈を治す」
そう言うと二人は手を胸に合わせた。
「ちょっと痛いかもしれんが我慢しておくれ」
激痛が全身に走ったが数秒で終わった。
力を感じる、治った本当に治ったんだと感心してる時、また痛みを感じた、心臓からだ。
ロウは異変を感じたのかすぐに回復術をかけてくれた。
「はあ、はあ、助かったわーロウさん」
「んーお主呪われとるな、しかも自然にではなく人にやられておるな」
え?俺をなんで?疑問を持つ誰かの恨みを買うようなことはしてないはずなのに…まさか陵のやつか…いやあいつには呪いなどできるはずない、
「まあお主、そこまで深く考えるな呪いは相互に影響する、お主が呪いをかけられても仕掛け人もただではすまぬ」
じゃ周りの不自然のやつを見つけて一人一人聞くのかいやそれじゃ時間がかかりすぎるし的確ではないどれだけ時間がかかるか…はぁ
考えてる内に体が光り出して消え始めた。
「おー!もう時間か俺様とは全然話してないではないか!」
「早いな、次会うときはもっと話せればよいな」
どんどん声が遠くなり聴こえ無くなってきたその時
「おい、自分の親父には気をつけろ」
ずっと見ていただけの男が自分の消える寸前に話した言葉だった。
はぁはぁと目を覚ました、周りを見ると明るきなり朝になていた。
「親父に気をつけろっか」意味深だが何かあるはずだな
まあそれは放っておいてとりあえずこの新しくなった体で外に行くぞ!