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15話 北欧ってどこよ?

前回のあらすじ

ゲーム開始

そしてその後の学校の風景

今日も地味女子の恰好をした私は昼食を終えてまったりパックのオレンジジュースにストローをさしてチュウチュウと飲んでいる。

この教室のグループではリーダーの『佐伯加奈子さえきかなこ』はファッション誌を広げてみていた。

それをみんなであーだこーだ言っている。


そんなまったりな時間にまたしてもちょっと変な喋りの人達がやってくる。

用があるのはゲーム好きの『渡辺恵子わたなべけいこ』に用があるのだろう。


「ん?恵子。あいつら来たよ?」


「あ~、多分アレだ。ちょっとはずすね~」


そう言うとサクッと席を離れていく。

ちょっとだけ聞こえてくるのは、やはりゲーム関連のようだった、


「K子氏!どこの村でござったか!」

「いや、いや、一緒にパーティーを組みましょうぞ!」

「私んとこパパとママいるよ?いいん?」


何と言うか盛り上がっているようです。

そして目の前の席が空いた事で教室が見渡せるようになると自然とイケメングループに目がいく。

うん、『有馬ありま ゆう』君が居るのが見えーーーー


ガタンと音がすると目の前に『浜口はまぐち 亜美あみ』のニコニコとした笑顔が。

ここで見えないんだけど?なんて言ったら大変な事になりそうなので・・・


「えっと、目の前に来て何かな?亜美ちゃん?」


と私の視界を遮る要因を聞いてみる。

ちょっとひきつっている笑顔で。


「はい、こちらのクッキーを焼いてみたのでいかがとおもって」


そう言うと、自作のクッキーを出してきた。

恐らく、これもあの後ろに置かれたバスケットからだと思うが見ていなかった。

さっきまで一緒に雑誌を見ていたと思ったんだけど・・・。

しかし、私の視界を塞ぐように陣取っているのはなぜだろうか?


「お、ありがとう。早速いただき」


そしてそれを素早くつまんで食べる加奈子。

移動したことに動じた様子はまるで見られない。


「あ、うん、じゃぁ私も」


一つクッキーを頂いてみる。

二色のバタークッキーらしくお店で購入するようなものではなくちょっと素朴な感じ。

お母さんが休日に作ってくれる感じだろうか。

生まれてこの方お母さんが居た事がないので想像でしかないけれど。


「お味はどうですか?少し甘めに作ったのですが・・・」


「確かに。ちょっと甘いわね」


歯に衣を着せない加奈子。

だけれども美味しいのかすぐにもう一枚へと手が伸びる。

まぁ、女の子は甘いものが好きなのだからしかたないのです。


「でも、私はこのくらいの方が好きよ」


そう言うと、ありがとうございますと微笑み亜美ちゃん。

うむ、こちらこそありがとうだね。


甘さ控えめとか・・・。


駄目だろう!


健康に配慮?だったら食べるな!

私は美味しく食べるのだ!うひひひっとか思ってる。

だから私も甘いのが大好きだったりするのだ。

そして何故かこの子の作る物は私の好みにかなり合致するのである。


「おいおい、美少女って聞こえたんだけど?」

「ききき、き、木ノ下氏!」

隆文たかふみゆうも聞こえたよな?」

「お前はそう言うのが好きすぎるだろう。少しは自重しろ」

「いやいや、優だって美少女と言われれば気になるよなぁ?」

晴臣はるおみは自重した方がいいよ。

 ただ言わせてもらえば美少女が気にならない男子はいないよね?」


ん?ん?んん?

何か亜美ちゃんの後ろで何かが起こっている気がする。

亜美ちゃんをどかしたい衝動に駆られるがここは自分が移動する。


ススっと。


亜美ちゃんもススっと。

ニコニコの可愛い笑顔の亜美ちゃんがそこに居た。


「あれ?」


「どうかしましたか?」


どうやら私の視界を遮ったのはワザとのようだ。

さすがにこれは気が付くよ。


「いや、どうして私の前に陣取るのかなぁって思って?」


「ああ、それですか。いえ、汚らわしい者があなたの瞳に映ると失明の危険がありそうでしたので」


はぁ?

いや、視ただけで失明とか!太陽か!っていや以外に合ってる?

私にとって太陽とかって意味で?

そのまえに汚らわしいってついてたけどどういう事かな?


「いや、さすがにそれは・・・」


「あー、解る。目が腐るっていうもんね」


どうやら加奈子は亜美ちゃん派のようだ。

今日はその長い黒髪をサイドで結んでいる。

目が向いているのは雑誌の記事である。

どうやら私が見ているものがあのちょっと気持ち悪い男子であると思っての発言らしい。


「いや、それさすがに例えでしょ?そんな事実ないからね?」


だから私に癒しの景色を!


「ただいま~」


と思っていたらすでに気になる何かの会話は終わっていたらしい。

戻ってきた恵子ちゃん。

このショートヘアの快活な女の子はあのちょっと気持ち悪い感じの人でも平気らしく妙になつかれている。


「なんかゲームで8時間フルダイブしたって言ってたよ。

 お風呂とかご飯抜いたらしくって、さすがにきちゃないってちょっと怒ってきたヨw」


「そうです。清潔が一番ですね」


「あー、ちょっとは身だしなみどうにかする気になったって?」


「どうかなぁ。何と言うかゲーム命みたいな所あるからねぇ。

 生活その他二の次的なとこ私もわかっちゃうんだよねぇ」


聞きたいのはそう言うのではない。

正直どうでもいいのよ。

仕方ないので私から振る事にした。


「恵子ちゃん、さっきあの有馬君達来てたみたいだけど?」


「あー近藤っち達とやってるゲームでね。すっごい可愛いお姫様がでてくんだけどね。

 それ見てたんだよ。

 実在するのかぁ?って話とかからで、美少女って言ったら聞こえた見たいでやってきたw」


「へ?へ、へぇー」


何か嫌な予感がする。


「これなんだけどね?」


そう言って見せたのはスマホに映る動画で「ステータスオープン」と叫ぶ私だった。

思わず両手で顔を覆った。オーマイガー!


「へー、めちゃ美人じゃん」


「とてもお美しいかたですね」


ほめないで。それ私なんだってば!

と言うか見ないで!それ私が恥ずかしいことする奴だから!


「でしょ。でもこれ、仮想のゲーム中のキャラみたいなのよねぇ」


どうも、ゲームキャラクターだと思われているようだ。

それはそれでなんか複雑であるけども。


「そうなん?でもなんかこの人見た事ある気がするんだけど?」


そういうのは加奈子だ。

どどどどどどどどどどうしよう!!


「気のせいではないですか?」


すかさず亜美ちゃんが否定する。よしナイスだ!これに乗っかるぞ!


「そうだよ。ゲーム?だっけ?そこのキャラクターじゃない?」


「かもねぇ。王族風のドレス着てるから分かるけどこれ腰めっちゃ細いし。

 こんな子いたらさすがに覚えてるか」


うんうんと頷く他の面子だけれど最後に恵子が余計な事を言ってきた。


「でね、今ねこの子の正体についてすっごい調べられてるんだよ?

 オタクの情報収集力がぱないの。

 一番有力なのが北欧のどこかの小国の王女とかなんとか・・・」


でも大分明後日で検討違いな方向にいってるなぁ。

でも北欧ってどこから来たのよ?

評価、ブックマークありがとうございます。


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