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13 高度な武芸者

前回までのあらすじ

ギルドにてサポート要員の紹介をうける。

ユークと意気投合したミネイさんを仲間に加えて冒険へ

3人で村の外へとやってくるとそこはもう大自然だった。

普段はお城から見える街並み程度だった景色が今は大自然。


広がる草原と離れた所に見える森や山等。

ある意味自然しかない。

30分も歩けば人工物がほぼ見当たらない状態になった。

と言うかもうしわけばかりの道があるだけの場所を進んでいるので迷いそうだ。


この仮想空間が広い事を改めて思い知った気がする。


「ほんとすっごいひろーーーい!」


思わず手を広げて大自然を感じてみる。


「姫様、ここはもう戦場ですよ?そんなに油断しているとーーーー」


そう言われた瞬間、足元になにやらモゾっと動く者が。


「うひゃぁ!!」


と思わず飛び上がってしまった。

なんだがかヌメッててはっきり言えば気持ち悪くてゾワゾワした。


「どうされました! 姫様!!」


すぐさま、ユークが駆け寄って背に庇い私の飛びのいた場所を睨む。

すると、モゾモゾと動いている水色の物体がそこにいった。


「スライムですか・・・」


あからさまになんだそんなものかと言わんばかりの声。


「ふっ、なんだスライムか、アタイに任せな!」


そういと進み出てサポート要員のミネイさんが


背に持った大剣に


手をかけない。


拳を開いてそっとスライムを持ち上げて


投げる



のかと思ったら・・・


「おふっ」


自分の胸に当てて倒れこんだ。


「・・・・・・何、してるんです?」


「くっ、やめろ!!そこに入ってくるんじゃない!!クッいっそのこと!!」


悶えながらスライムの粘液を体に浴びていた。

いっその事何なのだろう・・・。

嫌な予感がひしひしと伝わってくる。


「これはまさか・・・子供たちが遊ぶ、冒険者ごっこ・・・」


冒険者・・・ごっこ?

ただ・・・伝わるのは・・・ダメダメ臭が満載だ。


「の大人版ですね」


はい、アウト!


「それ駄目じゃないかな!放送できないよ!!」


「大丈夫ですよ、姫様。音声のみでお送りしておりますので。

 美しい姫様の顔だけが配信されるかと」


「余計に駄目じゃない!!」


持っていた剣を鞘を付けたままスライムごとミネイを打ち抜いた。


「ぐはぁ!!」


ミネイは声を上げてくの字に折れ曲がるとすぐに立ち上がって、


「助かったぜ!姫さん。もう少しでイっちまうところだったぜ」


ふぅあぶないあぶない。と額の汗をぬぐう。

私の一撃など全く効いていないかのようだ。


「危ないのは放送の方だから!

 スライムなんて一撃じゃないの!」


「違いますよ、姫様。この方姫様に経験を積ませるためにわざとあのようにふるまったのです。

 モンスターを倒すと経験値が得られるのは世界の常識です。

 今回は初のモンスター遭遇でしたので、姫様に倒してほしかったのでしょう」


「そうだぜ姫さん? アタイがこんなのにヤられるわけないぜ?

 もう少しでイっちまうところだったがな!」


「駄目じゃない!それ駄目な奴じゃない!」


「そんな事より。姫様ステータスの確認をされた方がいいかと」


「そんな事扱い!?放送事故ってるよ?」


「編集でどうにでもなりますので問題ありません。

 例えここで姫様がミネイさんをスライムもろともでも編集で何とでもですよ」


もろともってどういう事よ・・・。

そんな腕力ないよ。

何故か今のステータスがこの間見たのと違って数値が低くなっていたのだ。

やはり、あれは見間違いだと言う事だ思う。腕力が怪物なみだったのだから。


「おいおい、スゲーな!アタイも編集されんのか?

 ちょっとワクワクすんな!」


だめだ、速く何とかしないと・・・。


「なんていうか存在そのものを編集したい方が良いと思う!」


そう、脳みそとかを編集してまともにしてもらってください。


「って、そうだ。ステータスの経験値の欄に『1』ってでてるけど?」


「そうです。このようにモンスターを倒すとお約束の経験値が貰えます。

 パーティを組んでいる場合でも同様に経験値が皆に入りますよ。

 さらに言えば裏の情報として討伐数等も記録されます。

 ステータスカードには表示されませんが、ギルドで確認ができます」


へー、なんか色々とゲームっぽい所があるんだねぇ。

討伐数とかランキングでそうな感じするし。


「ちなみに、アタイのスライム討伐数は3だ!」


「ん? 思ったより少ないですね。

 スライムってそんな居ないものなの?」


意外と討伐数が少ない。

草原を歩いてると足元にいたスライムだったけど意外といないのかもしれない。


「間違ってぎゅってやっちまったんだよ・・・思わず・・・」


もう、駄目だろう。

これモンスターが出る度に楽しんじゃうんでしょう?

はっきり言って私が危ない。突っ込みが持たない!


「ユーク、もうこれ駄目だと思う。帰った方がいいよ。

 ゴブリンとか出てきたらもう終わるよ!」


「姫様、ご心配には及びません。

 発達しすぎた技術は魔法と見分けがつかない様に高度な武芸者は変態と見分けがつかないだけです!」


「そんなわけあるかーーーーーーーー!!!!」


その後、なんだかんだあったけど、

変態だとは思っていたけれど、

仕事はちゃんとしてくれた・・・。


こんなんので放送は大丈夫なのだろうか。

評価、ブックマークしてもらえるとうれしいです。


タグでコンテストに出られるとかあったので一応いれときますw

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