いろいろさんらく
主人公単体で設定が多すぎる、だれだこんなキャラクターを考えた奴は
・サンラク(シャンフロ)
ご存知「シャングリラ・フロンティア」における楽郎が作成したサンラク。初期資金のために色々犠牲にし、さらになんやかんやあって半裸に覆面という変態が誕生してしまった。
見た目は鳥類版ヴぁーん、しかし中身はクレイトスがインストールされているので敵対者はクレバーにぶちのめされる。
実は初期設定ではまんま鎖鎌でクレイトス的な動きをするプレイスタイルにしようと企んでいたがそこまでいくとオマージュではなくパクリになるのでボツにしたりしなかったり。
代わりに3のクレイトス並に武器を使い分けるプレイスタイルはパク……参考にしました、はい。
リュカオーンの呪いを受けたことで汎用型ステータスを諦め特化型の構築へとシフトしていった。さらに防具縛りという特性上防御よりも回避に重きが置かれた結果、自然会得したスキルは立ち回りを強化するものが揃っていった。
良くも悪くも特化型なのでドツボにハマればあっさり死に、歯車が噛み合えば驚異的なスコアを叩き出せる………が、中身がクレイトスなので驚くほどしぶとい。なお周回作業中は驚くほどあっさり死ぬ。
・サンラク(フェアクソ)
断片的な情報のみで存在感を放つ「フェアリア・クロニクル・オンライン〜妖精姫の祈り〜」で楽郎が作成したサンラク。幾度とない挫折の果てに攻略サイトを参考にしたので比較的マトモなステータス。早食いスキルはもちろんカンスト。
ただしラスボスの攻略に際しあまりにも突飛な攻略法を選んだため、クリア時点の装備は海パンに覆面という変態のそれであり、エンディング前のイベントでは美少女に飛び蹴りをかます海パン覆面の変態という筆舌に尽くしがたい光景が繰り広げられた。
ちなみに最終決戦前はマトモな防具と片手剣を使用していた……片手を空けておかないと突発的なバグに対応できないので。
・サンラク(便秘)
カッツォことモドルカッツォとの出会いのきっかけとなった「ベルセルク・オンライン・パッション」におけるプレイアブルキャラクターであり、比較的人間性が残っている闘士として界隈では有名なサンラク。
「イアイフィスト流」というバトルスタイルをメインで使用しており、バグ技の中でも移動系のものと組み合わせることで割れたり増えたりする人外相手にカウンターを叩き込むことを可能にしている。
とはいえ気づかないうちに新バグ技が発見されたりもするので実は勝率はそこまで高くはない。
・漬鮪 サンラク(ラブクロック)
コンマ1秒たりとも安らぎの時間を与えない「ラブクロック」で十二人の女の子を攻略する主人公として、またはゲームをクリアするその時まで「憩う」権利を剥奪された悲しみのピザスレイヤーであるサンラク。
ちなみに名字はニューゲームを押す前に食べた夕食、お父さんが釣りました。
キャラメイクシステムは搭載されていないため、最初からキャラクター造形が決定している。いわゆる「脱ぐとそれなりに筋肉はあるけど普段はなよっとした雰囲気を漂わせる若干ベビーフェイスなギャルゲー主人公」そのもの。
ではあるのだが、クリアプレイヤー達によればプレイ中は全力で走っているか時計を見ているかチャートを確認しているかしかしていない彼の顔からは人間的なものが欠落しているようにも見えるという……具体的にはその生涯を種族としてのシステムに捧げる蟻か蜂のような目をしているとの評。
・Sanraku (コスモバスター)
戦いは数であることを極めてシンプルな形で教えてくれるクソゲー「コスモバスター」における主人公……コードネーム「クラウド1」として理不尽物量の世界に降り立ったサンラク。
兵士としてのアーマーに身を包んでいるのでぶっちゃけ特徴と呼べるものはない、言うなればマスターチーフのアーマーは量産品であるのと同じ。
名前が設定できたりキャラクターの顔を設定できることにもちゃんと意味があるのだが、イベントの前後に挟まれる総合計6800体のエネミーに包囲されるインパクトが強すぎて完全に霞んでいる。
両手持ちの重火器ではジリ貧になるのでリロード速度最速のサブマシンガンと近接武器のナイフで大量のモンスターを相手にしていた。そもそも走ることを阻害する武器を持っていると包囲殲滅されるので攻略サイトでも最適解は二丁サブマシンガンと言われている。
・サンラク(サバイバル・ガンマン)
「アップデートファイル1.00」「滅びかけた日」「最高最低のアレ」「クソデスゲー」……良きも悪きもVRゲーム史に刻まれた伝説、アルファからオメガまで作られたサーバーの一つ、最もプレイヤーが多く残っていたμ鯖で人も獣も等しく暗殺した幼い少女の姿をしたサンラク。
実のところを言うと鯖癌は複数セーブデータが作れるので結構な数の「サンラク」がいる。
人も獣も気づかれる前に近づいて眼球に鉛玉を接射してやればイチコロ、という超理論を実行するために限界まで気配を小さくできるよう小柄かつ非力な少女のキャラメイクがされている。
決して幼女願望があるわけではないのだ、なおキャラメイクには三十分かけた模様。
サバイバル・ガンマンを始めた時期的な理由でプレイヤースキルそのものは物語の現在よりも劣っているが、それ以上に「なりふり構わない」プレイスタイルであったためμ鯖のサイレント・キル・幼女の頭文字から「μ-sky」と呼ばれていた。作者の地元がバレそうだが気にしない。
多分この時期が一番主人公がバーサークしていた。
実のところ主人公のゲームにおけるプレイスタイルのモチーフは「若干お行儀が良いクレイトス」です、流れで書いてたら半裸固定の覆面変態になりましたが