その時何があったのか:B面
後でリアルネームに書き換える可能性あります
[1]
「ルスト、始まるみたいだよ」
「……モルド、私はまやかしの希望は既に捨てている。ので、私は冷静にこれを見ることができる」
「そ、そう……」
[2]
「ファンタジー……じゃないね」
「……ポストアポカリプスものかも」
[3]
「……流石はシャンフロシステム、気持ち悪いくらいリアル」
「そうだねぇ……見てルスト、なんかモンスターみたいなのがいるよ」
「……モンスター系のFPS?」
[4]
「……?」
「どうしたのルスト、黙り込んじゃって」
「……何でもない、同じ会社だし使い回しなんだと思う」
「何が?」
「……あの携帯端末、ネフホロに似たような形のアイテムがあったはず」
「よく覚えてるね……」
[5]
「うわっ、凄いなぁ……」
「……実際にフルダイブしたら、圧巻の光景」
「これクレーターかな、真ん中にあるのは……柱?」
「……世界観は、中々よい……」
[6]
「……SF世界観の、FPS」
「買うの?」
「……あまり、興味はない」
「じゃあ買わないの?」
「……遠い夢が叶うことを、願って、お布施として……」
[7]
「何なんだろうねこの……ライオン? みたいなモンスター」
「…………」
「………っ!?」
ガタンッ! ゴンッ!!
「〜〜〜〜っ!!?」
「どうしたの!? 何か凄い音したけど!」
「……椅子が、後ろに倒れた……だけ……」
「大丈夫!?」
「……それどころ、では……ない……っ!」
[8]
「……巻き戻し……出来ない、歯がゆい……!」
「ねぇ一体何が」
「……暫し、黙れ」
「いえすまむ……」
「……そんな、いや、まさか、使い回し? 流石に、でも……」
[9]
「……カメラを、動かすな……っ!」
「PVに対してそれは無茶振りでしょ……」
「……絶妙に……っ!」
「ねぇ、何を探してるの?」
「この男の、左肩の───」
[10]
「ほひょっ」
「ちょっ、今までの付き合いで聞いたこともないような変な声聞こえたよ!?」
[11]
「───」
「ル、ルスト……これ、これって!」
「───」
「あの、もしもし?」
[12]
「お……おぉ……お゛ぅっ」
「っちょ」
[13]
「……う、うぅぅうぅ〜……っ!」
「え、待ってガチ泣き!?」
ゴンッ!!!
「また何か凄い音したんだけど!?」
「……夢じゃない、夢じゃ、ない?」
[14]
ゴンッ!!! ゴンッ!!!! ゴンッ!!!!!
「ちょ、ちょっと待って! 落ち着いて! とりあえず落ち着こう! 明らかに何度も頭を何かに叩きつけてるよね!?」
[15]
「うぇえ、じゃべっでるぅぅう……!」
「そ、そだね……」
[16]
「えぐっ、ひぐっ、う、ぅぅううぅぅう……!!」
[17]
「ぶふっ!」
「ふぇぇえええ……!!」
「ちょ……待って、ロボット喜劇王……ぶ、ぷふふっ」
[18]
「でぶぃりむがじりづごうどうじでるぁぁあ……!」
「あ、ヤバい腹筋が……っ! 吊って……いたたたた!!」
[19]
「あーじぇってよんでるぅー……かわいいよぅ……」
「お、落ち着こう、とりあえず僕も君も落ち着こう……ふっ、ふふふ……」
[20]
「一生……一生ついてくぅ……」
[21]
ずびーっ!
「……世界マジエクセレント……マジデリシャス……」
「デリシャスだと食べてるよそれ……」
[22]
「……アージェたんが可愛すぎる、訴訟」
「っていうか、ネフィリムが自立して動いてたらヤバいんじゃないの?」
「……アージェたんは暴走とかしない」
「いやそんなアイドルはトイレに行かないみたいに言われましても」
[23]
「……う、うぅう……また泣けて、きた……」
「君そんなに涙腺弱かったっけ?」
[24]
「うっ……お゛っ……うぐぅ……っ」
ずびーっ!
「ビジターズクライシス……訪問者の危機?」
[25]
「……ゆめ、夢みたい……っ!」
ずびーっ!
[26]
ずびーっ!
ずびーっ!
ずびーっ!
[27]
「ちょ、ちょっと鼻かみすぎじゃない? ルスト? ルスト!? もしもーし!!」
「うへへぇ……んふふふふふふ……」
「ルストーっ!!?」




