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あとがき

 素人の描いた、十万字近い長編ライトノベルを読破した奇特な皆さんへ最大限の感謝を込めて。

 ありがとうございます。作者の新橋九段です。


 本作は自分自身の初となる長編小説でした。数多の反省点を残しつつ、初めてにしてはまぁ形になったほうなのではないかと自画自賛しています。異世界に行かなかっただけ良しとしましょう。

 さて、本作には大して壮大なテーマもなければこれを通して伝えたいメッセージ性なんてものもないわけですけど、しいて一つ上げるとすれば「形ないものの大切さを伝える」としましょうか。

 人生というのはルーレットよりも複雑怪奇なものでして、ありえないような数字がばんばん出まくります。そんな荒波を渡るために、人は時に神へ祈りを捧げ、時には靴を必ず左から履くといった些細なジンクスを妄信します。

 このような行為を、それこそ本作の主人公である八葉永人のように馬鹿にするのは簡単です。しかし、それでは作中の彼と同じようにいずれ限界を迎えます。人生というものは科学ではいまだ解明されない数多の変数によって左右され、おそらくその変数は人類史が終わるまでに解明しつくされることがないからです。倍率の低い双眼鏡で世界を見渡すことが不可能であるならば、時には想像力を望遠鏡にして見る必要もあるのです。

 もっとも、想像力の望遠鏡ばかり見ていては目の前の現実をあっさり見落とすことになるのでここはバランスが肝要ですが。


 作中、八葉永人はその望遠鏡をちょっとだけのぞき込むことができました。今後この物語が続くことがあるとすれば、彼はそのスコープを覗き今まで見てこなかった世界を進むことでしょう。

 続きを書ければいいのですが。

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