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低スペックな俺がカースト1位になるために  作者: smalt
0章 準備期間
2/3

三度目の正直

ー私立高校附属中学校3年生である中御門にはある欲望があったー

ーついに来たー


校庭に咲く桜の花がひらひらと落ち、年度の始まりを感じさせる頃、

彼はそんな景色の下でただ前だけを見て全速力で走っていた。


上も下も黒い服を身にまとい、黒い靴を脱ぎ、黒ずんだ上履きに履き替え、

彼は体育棟へと走った。


普段走らない彼にとって、少し走るだけでも相当な重労働だ。

出来ることなら走りたくない。

しかし、走らなければより面倒な事態になる可能性がある。

彼はもうそれを二度、いや、状況的にはそれ以上経験している。

それだけ経験すれば、間に合うか間に合わないかの判断くらいはできる。

今回は間に合う。(気がする)


ほとんどの体力を使い、息切れで倒れかけていた目の前には

一学年下の生徒たちの背後が映った。

体育館のなかに入り、ステージに向かって右端の位置に早歩きで向かった。

彼に走る体力は残っていない。そもそも人並に走れているわけでもない。


ーついに来たー


彼の姿を見て口々に小さな声で前に並ぶ同年代に見える人々そう言った。

その言葉を聞きながら彼は少しづつ最低限の体力を取り戻し、

ようやく前にいる人々が名前順に並んでいる生徒だと気づき、

急いで本来自分がいるべき位置へと向かった。


定位置にたどり着き、座ろうとし、ため息をついた。

彼が座るスペースがない。いくら来ないと思ってたからってそれはないだろ、と毒づく。

後ろの人に下がってもらえないかと伝え、その伝言は自分の名前が後半だからかすぐに届き、

限界まで下がってくれたがそれでもスペースが足りない。


「やっぱ本気にならないとな」と小さくつぶやき、列を少しはみ出る形で彼は座った。


ステージの上では、校長、副校長、生徒指導部と順に簡単に話をしていき、

生徒の賞状授与も少なかったので早く体育館を出ることが出来た。


一応中学校では最高学年になるというのに、

こんなに早く終わってしまうものなのかと驚いたが、

それでも彼を走った上に体育座りのまま待機させたのはよいことでなく、

額やら背中やら足やら、全身から汗が噴き出していて大変なことになっていた。


こうして三年目にして初の始業式は幕を閉じた。


クラスに戻ってから、

「お前今回なんで来れたんだよ?」と聞かれ、

「たまたまだよ」と答えたがこれには理由がある。


二年連続で始業式に遅刻し、そのほかの行事にも遅刻することがよくある彼、中御門の母は、

「どうせ今回も遅れるだろう」という呆れともうやめてほしいけどまたやったら、

とい考えのもとに、事前にエンジンをかけすぐさま出れるようにしていた車に案の定乗って

やっとの思いでたどり着いたのである。


始業式に間に合った旨を回想し終えると、あることに気づいた。


ークラス替えしてんじゃんー


昨年度と同じメンツとしか話していなくて気づかなかったが、

とうか二人としか話していないが、確かにクラス構成が変化している。

今日朝起きてからの彼には、

家を出る前も、車の中で寝ているときも、走っているときも、クラス替えのことを忘れており、

昇降口に張り出されていたというクラス表に目を通すことがなかった。

そもそも時間がないのだからわかっていても確認する暇などなかったが。


そこまで考えたときに、一つ大事なことを思い出した。

クラス構成はとても重要だ。全員が同じクラスにそろっていることが最も望ましい結果であるが、



ー揃っている、しかも全員ー


中学三年生開始早々運がいい、これはいけるかもしれない、と思ったが、

彼が物事を達成するのは到底無理なことで彼自身もよく知っていたため、

その考えをすぐにひっこめた。


だが、それでも、やるしかない。頑張るしかない。負けてられない、あいつらに。


中御門は逆転を誓う、彼自身も無理だとは知りつつも、それでも誓う。



俺は、この世の中の常識を、








イケメン第一主義を壊す!!

もうね、流れに任せて書いてみたけど、眠いわ。

イケメン嫌いなの、わかる?わかるよね。

イケメンって何やっても許されるよね、少なくともブサ面よりは許されるし

何やってもかっこいいとかかわいいとか言われるよね。

そんなイケメンへの嫉妬を書きたいと思いました。

まあ今後そういうイケメンへの嫉妬等の内容を書くかといわれるとわかりません。

だって無計画だもの。

そんなところで私は失礼します。


それではまた今度~

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