第81掌 引っ越し
考えたんですが、ここで継承編を終わらせておこうと思います。
次は簡単なスキル・魔法・加護の説明をしようと思います。
前言っていたことと違ってすみません!
指名依頼も達成し、拠点も手に入った俺達は現在、するべきことがない。
と、言う訳で俺達はお引越しを始めていた。
「タカキ~。これってここでいいのか?」
「ああ。そこに置いてくれ」
といっても荷物の運び込みなどはあっさりと終わっていたりする。なんせ収納袋様が俺達にはついているからな。現在は収納袋に詰め込んだ荷物などを置く場所で出している最中。
「しっかし、こうこの袋にお世話になっていると本当にフェルゲンの領主様の依頼を受けていて良かったと思うわ」
「確かにな。フォーマスを鍛える目的がなかったらあのドラゴン討伐の依頼を受けていなかったかもしれないし」
ダンガと俺はうんうんと頷く。
「ちょっと!休んでないで掃除とかもしてよ!」
アメリアがそんな俺達を見て叱ってくる。
「わ、悪い悪い。それじゃあ、タカキ。俺はこれからアメリアの手伝いをしてくるわ」
「おう。それじゃあ、俺はこのまま荷物を出して周るから用があったら呼んでくれ」
「ああ。それじゃ」
そう言ってダンガはアメリアと一緒に屋敷の奥へと入っていった。あの方向はキッチンだな。一番掃除が面倒そうなイメージがある。ダンガ、頑張ってくれ。
「さて、この部屋にはもう何も置かなくていいから次は二階かな」
一階に設置するものは粗方終わったので次は二階だ。デカい屋敷なので建物の造り自体を広くしている。なので二階と言っても普通の建物の三階相当の高さに二階がある。これは贅沢だわ。
しかも、シンプルな造りをしているから改造とかも色々と出来そうだ。そう考えると実に楽しみである。
「さて、楽しみは後に取って置いて、今は荷物を置かないと」
二階は個人の部屋や談話室、執務室、書庫などがある。本は粗方売られていたからスッカラカンだったけど、これから集めて行けばいいよな。
「まずは自分の部屋に荷物を置きに行くか」
そしてここに引っ越す前にみんなで決めた部屋割り通りの自分の部屋に入る。俺の部屋は執務室の隣にある部屋で恐らくこのメンツの中で最も執務室を俺が使うからという仲間達からの配慮だ。まあ、このパーティー頭脳担当が俺しかいないし、大丈夫か?と心配にもなるんだが、そこはおいおい新しい仲間が出来るかもしれないし、今後に期待ってところか。
「屋敷をリフォームするときに俺の部屋と執務室を繋ぐ扉も造るか」
いちいち一回外に出て執務室に入るのはアホらしいからな。不便は改善していかないとね。
俺の部屋に自分の荷物を置いた俺は次に執務室へとやっていた。
「ここは特に置くものがないな。精々、学ランの中に入っていた三色ボールペンくらいだ」
あと、制服とかフォーマルな服はここに置いておくか。服を置く専門の部屋も一階に有ったけど、部屋いっぱいに置くほど服なんて持ってないしな。そもそも今は学ランくらいしか服を持っていないし。
「ここはこれくらいか」
次はダンガの部屋だ。
ここは省略してもいいくらいあっさりと終わった。そもそもダンガの荷物は大体店に置くものだ。自室に置くようなものではない。
そんなわけで、服や小物を少々出したら終わった。
次はアメリアの部屋。
アメリアは荷物を部屋に出しておくだけでいいと言っていたので言われた通りにする。結構な荷物だ。何か秘密の趣味でもあるのかもしれない。後々探っていくとしよう。
そして最後はリリアスの部屋。部屋を開けたらそこにはリリアスがいた。
「ここが私だけの部屋・・・」
どうやら感動しているらしい。まあ、田舎に住んでいたからな。こうなるのも分からなくはない。
「まあでも、リリアス。一旦帰って来い」
「・・・・あれ?タカキさん?」
「おう。荷物を出しに来たぞ」
「あっ。ありがとうございます!それじゃあここに出しちゃってください」
「それはいいんだが・・・。一緒に片付けようか?」
「え?いいんですか?」
「ああ。もうすることもないしな。リリアスの荷物出したら談話室でゴロゴロしてようかと思ってた」
「ふふふ。それじゃあお手伝い、お願いしますね」
「ああ。任せろ」
そして黙々とリリアスの指示通りに部屋の片づけをしていく俺。勝手な物はいじらない。変にプライベートな物だったら大変だしな。
「・・・これで、終わりっと!」
最後の荷物を片付け、作業が終了した。
「それじゃあ、談話室で休憩ついでにゴロゴロしておくとするかな。リリアスも一緒に来るか?」
「それじゃ、せっかくなんで一緒に」
そしてリリアスと一緒に談話室に入る。そしてソファに寝転がり、ゴロゴロを開始する俺。今までは俺の部屋でみんなゴロゴロしていたからな。俺も自分の部屋ではない所でゴロゴロしてやるぜ。
「そう言えばさ~」
「何ですか?」
「リリアスとまだデート行ってないよね」
「⁉」
俺のその言葉に顔を真っ赤にして驚いた表情をするリリアス。器用だな。恥ずかしがりながら驚くなんて。
「覚えていたんですね」
「当たり前よ。指名依頼のときに言ったじゃん。依頼が終わったらしようって。嫌なの?」
「いいえ!そんなことありません!ぜひ、お願いします!」
そんなこんなでリリアスとのデートが明日に決定。このところまた色々あったからな。こういうので休憩を入れておかないと持たない。それにせっかくのデートだ。楽しんでいこう。
その日はアメリアに見つかり、大掃除に明け暮れることになったけど、悪くはないね。明日が楽しみだ。
リリアスも嬉しいのか、掃除中はずっと笑顔だった。それに俺の掃除している場所の近くに陣取っていたので分かりやすい。出来るだけ一緒にいたいのね。
そしてリリアスとのデートが控えているので今日は早めに寝るとしよう。
「っとその前に」
アメリアとダンガに明日はリリアスとデートしてくるって報告しておかないとな。アメリアは自分も行きたいだろうから申し訳なく感じるし、ダンガは絶対からかってくるだろう。
そんなことを考えていた俺であった。
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