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第58掌 出発するたびにバージョンアップしている(と現在のタカキパーティーのステータス)

三話目です。

前に一話目と二話目を投稿しています。

お間違えの無いように気をつけてください。

それではどうぞ!



 何故、こんな人気のない路地にベルモンドさんとギルド支部長がいるのか。それは簡単なことだ。さっき発動したアメリアの固有スキル 審判の効果である。


 これは罰として対象に最もふさわしいものを悪を犯した相手に与える。この四人にとって最もふさわしい罰。それはこのベルモンドさんとギルド支部長によって与えられる。


「な、なんでここにベルモンド様が?」


 丁寧口調の元メイドが困惑している。声には出さないが、受付嬢も驚いている様子だ。


「何故かここに来ないといけないような気がしてな」


「私も一緒さ。嫌な予感がしたんでね」


「さて、説明は後にして。ベルモンドさん、支部長。さっきの現場は見ましたね?」


「ああ」

「うむ」


「それで彼女たちは俺とアメリアを襲って来たんですが、どうします?」


「私が甘かった。この子が姪だからと甘やかして庇ったりもしたが、もう庇いきることも出来ない。その子は受付嬢をクビ。後の処分は領主様に任せるよ」


「分かりました。そこの元メイド三人は奴隷に堕として知り合いの商人の小間使いとして売る。元受付嬢の君は奴隷堕ちはなしだが、こちらで用意した仕事場で無償奉仕をしてもらう。期間は五年だ」


「それじゃあ、この四人。俺が拘束しますよ?」


「ああ。頼む」


 俺は四人を掌握して動きを止める。そして収納袋に入れておいた縄で縛りつける。


「・・・これでよしっと」


「「「「・・・」」」」


 掌握のせいで動くことの出来ない四人はおとなしく縛られる。スキルは掌握しなかったな。


「それじゃあ、俺とアメリアは屋敷に戻ります。この場は任せてもいいですか?」


「うむ」


「それじゃ。アメリア、行くぞ」


「うん!」


 大分、敬語が抜けてきたな。もうちょっとで俺相手に完全にタメ口になれるだろう。


 そこで思い出したのだが、俺はバエルさんのことをすっかり忘れていた。アメリアに行ってバエルさんに会いに行く。


 そこでいくらか買い物をしてからバエルさんに別れを告げて屋敷に戻った。


 帰ると外にある馬車にリリアスとダンガが荷物を積んでいた。と言ってもこれはポーズだ。俺が持っている収納袋は結構珍しいらしいからな。街を出てから荷物はしまうつもりだ。


 俺とアメリアは準備していた二人の手伝いに参加した。




              ・・・




 翌日の朝。


 俺達はフェルゲンの門の前で馬車を停めていた。見送りにベルモンドさんとフォーマス、それに何人かの兵士と使用人、バエルさん、それにギルド支部長が来ていた。


「迷惑かけたね」


 支部長は俺達に頭を下げる。


「いや、もういいさ。ただ、今後は冒険者に対してもう少し誠実に接してくれよ。舐めてかかられたらムカつくのは誰だって同じなんだから」


「ああ。気をつける」


 姪のことを思い出したのだろう。彼女は今頃、街の雑用仕事を無償でこなしているだろうからな。


「タカキ君。アメリアをよろしく頼むよ」


「はい。任されました」


「例の件もちゃんと考えておいてくれよ。それと私からの頼み事に関してもね」


「は、ははは」


 さりげなく婚約のことと名代ことも言ってくるベルモンドさんに俺はつい苦笑いだ。


「バエルさん。最後に一度しか顔を出せなくてすみませんでした」


「いや、いいんだ。聞くと君たちも忙しかったようだし。今度フェルゲンに来た時にたくさん商品を買ってくれたらそれでいいさ」


「はははっ。分かりました。その時にはいい客になります」


 俺が色んな人に挨拶しているうちに他のみんなも挨拶を済ませた。


「さてと。それじゃあ出発しますか!」


「はい!」

「ああ!」

「うん!」


「それじゃあ、出発!」


 俺達はフェルゲンを出発して王都オークスへと向かった。ちなみに馬車の御者はダンガしか出来ないので王都まではダンガさんに頑張ってもらおう。











タカキとタカキの仲間のステータス

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

タカキ・ヤガミ 男


種族 ヒューマン?


レベル 113


HP:3231/3231(+100)

MP:3419/3419(+100)


STR:3477(+100)

DEF:3528(+100)

INT:3327(+100)

AGI:3716(+100)

MND:8900(+100)


固有:全掌握(下位の把握を偽装として表示できます)


スキル:オール・ブースト

    疑似神眼

    高速移動

    棍術

    投擲

    短剣術

    硬化

    浸透

    MP操作

    二刀流

    剣術

    戦闘術

    孤軍奮闘

    詐術

    隠密行動

    暗殺術 

    威圧

    隠蔽

    火炎無効

    重力操作・自己

     礼儀

     限界突破



魔法:水魔法

   植物魔法

   風魔法

   火炎魔法

   土魔法



加護:地球神の祝福






リリアス 女


種族 ヒューマン


レベル 55


HP:402/402

MP:712/712


STR:279

DEF:356

INT:498

AGI:262

MND:689


固有:なし


スキル:走破 レベル4

    読破 レベル6

    棒術 レベル5

    弓術 レベル2


魔法:召喚魔法 レベル2






ダンガ・ソーム 男


種族 ドワーフ(ヒューマン混血)


レベル 82


HP:733/733

MP:801/801


STR:1002(+50)

DEF:1010(+50)

INT:812

AGI:899

MND:764


固有:金属自在


スキル:鍛冶 レベル7

    槌術 レベル8

    戦闘術 レベル5

    採掘 レベル6



魔法:火魔法 レベル8

   土魔法 レベル8



加護:火精霊の加護

   土精霊の加護






アメリア・フェルゲン 女


種族 ヒューマン


 レベル47


HP:476/476

MP:489/489


STR:297

DEF:328

INT:322

AGI:354

MND:333


固有:審判


スキル:礼儀 レベル4

    短剣術 レベル4

    隠密行動 レベル5


魔法:生活魔法





読んでくれて感謝です。

これでフェルゲン編は終了です。

次は閑話を挟んでから新章開始です。

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