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第452掌 忙しそうですね・・・

メリークリスマス!

今年ももう少しでおしまいですね。

あともう少し、頑張っていきましょう!




 俺は声掛けをして寝室に入室する。


 っていうか、王様の寝室に入るって結構レアじゃない?この国ではただの部外者的な一般人の俺が入っていいのだろうか?いや、入った後にこんなことを考えても遅いんだけどさ。


「おぉ。お前か」


 心なしかげっそりしている王様。


 ベッドに寝ながらカリカリと書類を書いている。


「大丈夫なんですか?」


 俺は心配そうに問いかける。


「ああ。ちょっと心労がな・・・」


 やはりあの馬鹿の行動で色々と苦労しているのだろう。


「あのバカ息子が行ったカミングアウトの所為で貴族共がうるさくてな」


 やはりワーギャーと言ってきたのだろう。


「勿論、黙らせたがな。あのバカ息子の相方予定だった公爵の息子のこともカミングアウトするぞと公爵を脅したからな。とても協力的だったぞ?」


 なかなかエグいことをしますね。


「そうですか・・・。それで?その元凶はどうしているんですか?」


「あのバカ息子なら謹慎処分を申し付けてある。この騒ぎでどれだけの人に迷惑をかけたことか・・・。そのことを理解するまで閉じ込めて反省してもらう」


 まあ、あのカミングアウトで権力者達がこれ幸いと騒ぎ出したんだから仕方ないか。その裏で俺はガゼルとガチバトルしていたんだけどな。


「そのことなんですが」


「ん?」


「すみませんでした。こちらの事情で試合を放棄してしまい、ファイン(偽)を易々優勝させてしまった」


「いや、試合を放棄するだけの理由があったのだろう?それにあの試合の前から薄々勘付いてはいた。力のない私ですらあの試合でお前相手が尋常ではない相手だと認識することが出来た」


「ありがとうございます」


「彼がお前の言っていた敵か?」


「ええ。その一角になります」


「そうか。その話し方からして複数存在しているわけだな?」


「はい」


「そうか」


「申し訳ないんですが、人払いをお願いします。詳しい話をしたいのですが、あなたにしか情報は渡したくない。敵は内部にもいるかもしれませんし、刺激してあなたを危険に晒すことは避けたい」


「分かった。だが、私もこの国の代表だ。何かあっては困る。護衛を部屋の外に待機させてくれ」


「構いません。防音はこちらでしますから」


 俺はそう許可を出す。それから部屋にいた人達は出ていき、俺と王様だけが残った。聞かれたくないので風魔法などを使って完全防音にすることも徹底する。


 そして説明をする。最初にすでに軽い説明をしているので今までの協力者達への説明の中で一番やりやすかった。


「―――――とまあ、こんなわけです」


「・・・そうか。そんなことがこの世界で起きているのだな」


 何とか説明し終えることが出来た。


「こちらはあなたの最初のい要望に応えることが出来なかった。故にこちらは代わりに対価を払います。だから協力者になってもらえないでしょうか?」


「・・・」


 無言で何かを考えている王様。


「あい分かった」


「それじゃあ!」


「協力者としてお前に力を貸そう」


「ありがとうございます!」


「ただし、こちらの要求も呑んでもらう」


「それは、はい。勿論です」


 こちらが頼んでいる側だからな。それは仕方がない。


「詳しいことは後日、話すので今日は帰りなさい」


「?分かりました」


 少し疑問に思いながらも頷く。まあ、まだ仕事が残っているのだろう。こちらとしても仕事の邪魔をするのは本意ではないし、ここは素直に帰るかな。


「それじゃあ王様。よろしくお願いします」


「ああ。後日、お前の泊っている宿に使いを出そう。二、三日後にはなると思う」


「分かりました。その頃には誰か仲間か俺が宿にいるようにしておきます」


 そう言って俺は王城を後にした。


 しかし王様、大変そうだったな。本来なら仕事を誰かにさせて分担しなければいけないレベルの仕事量なはずなのにそれを自分でやっているんだから。今頃、王様だけでなく文官もてんてこ舞いになっていることだろう。それを思うと待ってあげるぐらいなんてことはない。


 そもそも、家族である王族が手伝わなければならないことでもあるはずなんだ。それをあのファイン(偽)は謹慎してて出来ないと来たもんだ。もう、謹慎中に王様の仕事ぐらい手伝っておけと言いたい。それで王様の今回の大変さを少しは理解してあげてほしいもんだ。


『にゃにゃ?』


 これからどうするの?と聞いてくるリア。


「ああ。軽くギルドの依頼をこなしてから宿に帰るか。体を動かして鈍らないようにしたいし」


『にゃ~にゃ~』


 オーケーと言ってリアは俺の影から出てくる。


「うん?どうした?別に今は出て来なくてもいいんだぞ?」


『にゃにゃにゅあ』


 たまにはあなたに甘えさせろ。そう言ってくるリア。俺の肩に乗って顔を俺の頬にスリスリしてくる。


「お前にはリリアスのことを任せっぱなしだったしな。存分にどうぞ」


 俺はそう言いながらリアの頭を撫でる。


 そんなことをしながら俺はギルドへと向かうのだった。


 道中、猫にここまで好かれるのが珍しいためか、結構な注目を浴びてしまったのは小さな余談である。




読んでくれて感謝です。

感想・評価・ブックマークをしてくれると嬉しいです。

よろしくお願いします!


今年も年末年始はお休みを頂きたいなと思います。

期間は次の木曜日から来週いっぱいまで。

なので次回更新は1月8日火曜日からとなります。

勝手な話ですが、よろしくお願いします!

皆さん!よいお年を!


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