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カトゥル

街に出るときに注意することを先生が話しているが、正直誰が聴いているのか、というくらい誰も聴いていなかった。

興奮気味の表情で喋るばかりだ。

高校生だし注意などしてもらわなくても良い気はするが。

今居るのは学校の教室では無い。

芸術鑑賞授業のために東京の大きなホールに来ている。

終わった後、街に出て良いことになっていて、女子男子問わず大はしゃぎしていた。

俺は不安な方が大きくてどうもはしゃぐ気にならない。

色々な人が集まるところには、それだけ多くの考え方を持った人がいるからだ。

耳の悪い人を良く思わない人だっているだろう。


(どうすっかな。)


帰るのは水を差すようで悪い。

しかし海野は“友達”とマルキュウに行くとかで、


「ごーめーん!他の人と回って!」


いつもより可愛く見える満面の笑みを浮かべてそう言われてしまった。


(くっ、薄情者!)


泣きたい気分で先生の「では解散!」を聞いた。

立ち上がりながらはぁ、とため息をつく。


(とりあえず行くか。)


生徒の波に流されて思いの他に外に放りだされ、何処へともなく歩き始めた。


今回は思いがけず短くなりました。思いつきで次を書くんで少し展開に困らないか心配です。


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