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寄り道の日常へ

 俺は朝ご飯を食べ終え、家の鍵だけを持って外に出た。

 冬の外の空気は澄んでいた。そして、寒かった。

 道を歩いていると上から何かが落ちてきて、俺のジャンパーの右肩に当たった。黒色と白色のカラスの排泄物だった。顔をカラスの排泄物に近づけると、臭い匂いがした。今日はついていない。

 数分歩いて、公園に着き、公園のトイレに入り、トイレットペーパーで、肩を拭き、和式の便器の中に入れ、水場の、手を洗うための水をトイレットペーパーに軽く付け、肩を念入りに拭いた。そして、そのトイレットペーパーを、前のトイレットペーパーと一緒に便器で流した。匂いは少ししたが、これで大体はマシになった。少し安堵した。

 気を取り直して道を歩いていると、どこかの家から逃げ出した犬がいた。犬は走って俺に近づいて、俺のズボンに小便をした。そして、走って逃げていった。俺は数秒の出来事だったので、理解が追いつかなかった。犬の尿が俺のズボンを温めていた。気分が悪くなった。

 家に着きかけると、俺の右の靴に違和感がある事に気づいた。犬の糞が俺の右の靴の底に付いているのだった。俺は犬の糞が俺の右の靴に付いている事に気づかなかった。本当に今日はついてない。

 数日が経ち、昼に自販機で温かいコーヒーを買い、公園のベンチに座っていた。数メートル先にカップルがイチャイチャしながら、彼女が作った弁当を食べているのだった。目障りで、意識をコーヒーに向けていたが、カップルのことがどうも気になって、集中してコーヒーを飲めないのだった。意識はカップルにむけられていたので、コーヒーは味がしなかった。立って、公園にあるゴミ箱にコーヒーの缶を入れた。コーヒー代がもったいなかった。

 数日が経ち、俺は夜にベッドで横になっていた。色々なことを頭で考えていた。そして、考えていたことが急に滑り落ち、消えていった。思い出そうとしても、思い出せず、このまま、また考えていくのだった。これを何度も繰り返し、そして眠るのだった。


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