始まったのかはわからない
俺は引きこもり。適度に本を読んだり、適度にゲームをしている。
俺は引きこもりだが、朝早くに起きて、早くに寝る。
いつものように朝に起きて、パジャマのまま、2階から1階に降り、テーブルの前の椅子に座って、テーブルに用意された食事を食べていく。食べ終え、用意されていたコーヒーを飲んでいると、前の席に親父が座った。
「話がある」
親父は深刻そうな顔をしていた。俺はコーヒーを飲むのを止めて、話を聞く事にした。
「なんだよ、話って?」
「お前が引きこもりであることで話がある」
俺は冷や汗をかいた。
「引きこもりを止めろって話か?」
「ああ、そうだ」
俺は鼻で笑った。
「無理だよ。もう遅い」
「それは分かっている」
「分かっているなら、諦めてくれ」
親父は口をもぐもぐしていた。
「ただ、無理な事を頼んでいるのではない。一日に数時間でいいから、外に出てくれ。そして、引きこもりから、ただ家にいる時間が長い、無職の一般人として生きてくれ。頼む」
親父はこのように懇願するのだった。俺は親父が哀れに思えたので、この要求を受け入れる事にした。
その後、俺は午前中は外に出る事にしていた。
俺は公園のベンチに座って、休憩していた。周りの子供達は学校に向かい、スーツ姿の会社員らしい人は会社に向かっていた。俺は引きこもりから、ただ家にいる時間が長い、無職の一般人になったのだが、孤独感は消えないのだった。だから、外は嫌いだ。




